私、愛されてますけど。２【岩泉一】

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A「あっ私の玉子焼き！」


及川「ん、おいし！」


A「最後に食べようと思ってたのに！」


及川「一個ぐらい良いじゃん！」


A「一個しかないの！！」



及川一生呪う。


食べ物の恨みは怖いって知ってる？？？



岩泉「A、」


A「ん？……っんぐ」



突如名前を呼ばれ、口に入れられたもの。


……これは……



A「玉子焼き？」


岩泉「やる」



口の中に広がる、醤油の風味……


うちのとは違う、甘みが少ない、しょっぱい玉子焼き。



A「お、おいしい……！」


岩泉「そりゃよかった」



そんなやりとりを見ていた及川が、何故か赤くなっていた。



A「及川？どしたの？顔真っ赤だよ？」


及川「か、か……間接、キス……」


A「え？」



間接、キス……？



A「ッ〜〜！！！！？？」



ちょ、ええええ！？！？



A「岩泉！？」


岩泉「あー、つい」



つい、ですと！？！？

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