私、バレー強いですけど。【黒尾鉄朗】

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牛島「梅だったらこっちの方が安い」


A「若利……部活あるんじゃないの……？」


牛島「ない」


A「ああそう……」



友達と遊んでたところ、私の姿が見えて抜けてきたらしい。



A「１人でも平気だよ？遊んできたら？」


牛島「友達と好きな奴どっちが大切だと思うんだ」


A「……え」



……えっ、若利くん！？

ちょっ、ちょっ！？



牛島「それに、女子ひとりでこんな荷物持てるのか？」


A「……持てません、ね」


牛島「俺を頼れ」


A「……うん。ありがと」



レジを済ませると、若利が全部持ってくれた。

あ、一個忘れてた。



A「ちょっと待ってて」


牛島「？ ああ」



んー、どれがいいかな。

……やっぱりこれか。



ガコン、と落ちる音。


若利の元へ戻って、



A「はい、これ。今日のお礼」


牛島「…気を使わせてしまったな、」


A「馬鹿ねー、そんなのいいの！全部持ってもらっちゃってるし」



若利はスポーツドリンクを受け取ってくれた。

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