1話 ページ3
「増田､ちょっと来てくれ!!」
「成香ちゃん､先生が呼んでるよ？」
突如現れた男に触れられ、真理の扉の前に再び立った後､気が付けばまるで知らない世界にいた。
揶揄ではなく、"錬金術"という概念すらない世界にいたのだ｡
生後間もない赤子の姿で…
「ありがとう｡今行くよ｡」
この世界で2度目の15歳を迎えた成香は孤児院育ちだった。
施設の玄関前に置いていかれた籠の中に赤子と共に入っていた紙に＜増田成香＞と書いてあったらしい｡
この15年間でこの世界の文字や習慣、文化､システムは理解した。
記憶はあるため､国家錬金術師だった成香にとっては勉学など容易だった。
錬金術の基本は万物の理解から｡
唯一理解しかねたのはヒーローとヴィランという括りだった。ヒーローは分かる。
敵と表記されヴィランと呼ばれる者は人間なのだ｡ホムンクルスではない。
前世にも犯罪を犯す人間ﾋﾄはいたが…
「失礼します｡先生､なんでしょうか?」
職員室に行くと様々な先生方から視線を感じた。
「増田､君にあの雄英高校ヒーロー科から推薦が来た!!」
この世界のヒエラルキーの頂点はヒーローのものらしい。
雄英高校…それは数多のプロヒーローを輩出する名門校
ヒーローを目指す者､そうでない者でも知っている名前だった｡
……………………………………………
なんと評価をしてくださった方が…!!
ありがとうございますヾ(*‘ω‘ )ノ
あんなちょっとしか書いていなかったのに…:( ;´‐`;):
これからもちょこちょこ頑張っていきます( ồωồ)و ｸﾞｯ!
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作者名：魅鶴樹-MK-�� | 作成日時：2017年11月12日 12時
