核心 [CY] ページ48
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"隠すなんて最低でしょ？"
そう言われた時、
俺は何も言う言葉がなかった。
頷きたい気持ちしかなかったけど、
自分はうなずけない。
なぜなら俺はAに隠し事をしているから。
でも馬鹿なAはそれすらも気づかないで、
目の前で可愛く笑っている。
俺はそれに、いたたまれない気持ちになった。
『……チャニョル？』
CY ｢そうだね。隠し事をするのはよくないと思うよ。｣
自分でも女を取っかえひっかえしている理由なんてわからない。
Aへの気持ちがわかった以上、
そんな事やめようって思っているけど……。
そう考えていると、
鳴ったケータイの通知音。
CY ｢誰の〜？｣
『私じゃない！』
D.O ｢チャニョル、お前だよ。｣
ギョンスが俺のズボンのポケットを指さすと、
確かに震えていた。
……いつもだったら気づくのに。
自分がどれほど追い込まれていたかわかった。
CY ｢誰からだろ〜？｣
なんておどけて言ったのがダメだった。
ナナからのメール。
約束の時間と場所。
思いっきり顔を歪ませた俺を、
Aは不思議そう見つめている。
皆との関係をとるか
A1人との関係をとるか。
……。
CY ｢……A、ごめんな。｣
『なにが？ ……謝らないでよ。』
……ごめん、Aひとりを取るのは、やっぱり無理みたいだ。
浮気なんてバレなきゃいい
バレたって俺は多分まだ引き返せる。
気付いたAへの気持ちなんて、
多分長年の愛着と言ったところだろう。
『私、トイレ行ってくる』
そう言って、走っていったA。
ギョンスはそれを追うようにして歩もうとしていた。
CY ｢ちょ、おい……！｣
D.O ｢……何、どした｣
俺は反射的にギョンスの手を掴んだ。
いやいやいやいや。
なんでお前も一緒に行くんだよ。
一緒に行く必要なんて、これっぽっちもないだろ。
CY ｢Aのとこ？｣
D.O ｢他に何があんの｣
CY ｢……俺が行くよ。だって彼氏だろ？｣
俺は正論を言ったつもりだった。
ギョンスは彼氏でもなんでもない。
俺には止める権利がある。
D.O ｢……そうだね。チャニョルが彼氏だ。だけど、散々彼女を傷つけておいて今更何言ってるの？｣
CY ｢……っ、傷つける？ 俺が？ いつ？｣
D.O ｢チャニョルは、わかってない。わかってないよ。……お前は今何をしたい？｣
悲しい顔でそう言われたから
俺はついカッと来た。
……わからなかった。
自分が何をしたいか。
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巫づき。(プロフ) - (名前)さん» そういっていただけると嬉しいです。ぎょんちゃんと結ばれるかどうかはまだ定かではありませんが……これからも更新頑張ります。応援してくださってありがとうございます。 (2017年5月21日 23時) (
レス) id: e0acf4d077 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - ぎょょょょんちゃゃん、結ばれて大好きだよぎょんちゃん←、とっても楽しみにさせてもらってます！更新頑張ってくださいね！応援してます。 (2017年5月20日 9時) (レス) id: 8c96ab4e12 (このIDを非表示/違反報告)
巫づき。(プロフ) - どらえるもんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。更新頑張りたいと思います。楽しみにしていてくれると嬉しいです。ありがとうございます。 (2017年5月20日 7時) (レス) id: e0acf4d077 (このIDを非表示/違反報告)
巫づき。(プロフ) - hanuluさん» そう言って貰えると嬉しいです。ありがとうございます (2017年5月20日 7時) (レス) id: e0acf4d077 (このIDを非表示/違反報告)
どらえるもん(プロフ) - ギョンちゃん最高〜。悪者を懲らしめてくれてありがとうって感じです。かなり、はまってしまいました。更新も大変だとおもいますが、頑張ってくださいね。楽しみにまってますね。 (2017年5月15日 22時) (レス) id: d7b5ca1c96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：巫づき。 | 作成日時：2017年5月1日 23時
