真っ赤なドさん ページ15
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｢いいんじゃない？｣
そう言うと、後ろを向いてすぐに顔を隠してしまったドさん。……ドさん、可愛いな。
バレバレなのにさ。
ドさん恥ずかしいんでしょ？
だから後ろ向いたんでしょ？
隠れてないよ。……真っ赤なお耳が。
『ドさん照れた？』
｢調子にのるな｣
『可愛い〜』
｢うざいキモイよるな｣
そう言いながら、また私の腕を引いて移動を始めるドさん。近寄るなとか言ってきたくせに、自分から腕掴んでくるじゃん。何この人〜。
優しいんだよなぁ、ドさんは。
なんて言うんだろう。
チャニョルの優しさは、すごく心地がよかった。
だけどドさんの優しさは、なんていうか……うーん。……くすぐったい気持ちになる。
ドさんとチャニョルの優しさは、種類が違うんだね。
｢でも、ごめんな｣
『え？なにが』
ドさんはそういって私に申し訳なさそうな顔を向けてくる。どうして急にドさんが謝るんだろう。ドさん私になにか悪いことでもしたのかな。
｢……チャニョルのこと。俺もしっかりさせなきゃって思ってたんだけど、ずっと甘やかしてた。でもそろそろあいつにも気づかせないとね｣
そーいうことね。
『……大丈夫なのに。それになんで、ドさんが謝るの。ドさんの問題じゃないしドさんのせいでもないのに』
ドさんは何も悪いことしてないじゃん。
｢……なんでって、そりゃああいつがこれから先どうなっていくとしてもさ、なんて言われようともさ。……俺は一生あいつの友達だから。｣
『……。』
何それ。なんでそんなかっこいいこと平気で言えるかな、ドさんは。しかもそれが様になってる訳だから、相当だね。
｢あいつ、根は悪いやつじゃないんだ。｣
わかってるよ。それは私が一番よくわかってる。チャニョルには優しいところが沢山あるのも事実だから。努力してるのも知ってるから。
『ドさんは、優しいね。』
｢そうかな。｣
『……』
｢……A。｣
初めて、名前で呼ばれた気がした。
『なに？』
｢作戦決行だよ。｣
ぼそっとそう呟いたドさんの目線の先。
そこにはチャニョルがいた。
作戦決行。
つまりはこういう事だ。
チャニョルみたいな根はいい人を騙すのは気が引ける。だけどドさんが言ってた。
これはアイツの為でもあるって。
アイツを俺が完璧に直すって。
私はそれを信じてみようと思う。
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巫づき。(プロフ) - (名前)さん» そういっていただけると嬉しいです。ぎょんちゃんと結ばれるかどうかはまだ定かではありませんが……これからも更新頑張ります。応援してくださってありがとうございます。 (2017年5月21日 23時) (
レス) id: e0acf4d077 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - ぎょょょょんちゃゃん、結ばれて大好きだよぎょんちゃん←、とっても楽しみにさせてもらってます！更新頑張ってくださいね！応援してます。 (2017年5月20日 9時) (レス) id: 8c96ab4e12 (このIDを非表示/違反報告)
巫づき。(プロフ) - どらえるもんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。更新頑張りたいと思います。楽しみにしていてくれると嬉しいです。ありがとうございます。 (2017年5月20日 7時) (レス) id: e0acf4d077 (このIDを非表示/違反報告)
巫づき。(プロフ) - hanuluさん» そう言って貰えると嬉しいです。ありがとうございます (2017年5月20日 7時) (レス) id: e0acf4d077 (このIDを非表示/違反報告)
どらえるもん(プロフ) - ギョンちゃん最高〜。悪者を懲らしめてくれてありがとうって感じです。かなり、はまってしまいました。更新も大変だとおもいますが、頑張ってくださいね。楽しみにまってますね。 (2017年5月15日 22時) (レス) id: d7b5ca1c96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：巫づき。 | 作成日時：2017年5月1日 23時
