･ 47話 ページ47
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『ねぇ、本当に会わせてくれるんだよね？』
まだ夢かなって思ってしまう私。
だって、みんなだってそう思うでしょ？ こんなに好きだって思ってる人と、会えるんだもん。
チャニョルさんの好きとギョンスの好きとハルの好き。それぞれ違う。
ハルの好きは、友達。
チャニョルさんの好きは憧れ。
ギョンスさんの好きは……きっと恋。
あこがれと恋は、きっと似ているものだと思う。考えただけでニヤニヤしてしまうとことか。
｢会わせてあげるって｣
『ねぇ本当にありがとう』
｢はいはい｣
『一生のお願い聞いてくれてありがとう……！』
｢明日もその"一生のお願い"、使われそう｣
『明日はないって！ 使うとしたら何日かたってから？』
｢結局使うんじゃん｣
『……本当に感謝してるんだよ』
本当に、今は私ギョンス推しになってもいいほどギョンスが好きだよ
チャニョルさんはもちろん変わらず好きだけど。チャニョルさんには誰も勝てないけど。
｢わかったってば。着替えてきて｣
『あっ、そうだった！』
そう言えば、まだ衣装のままだった。だから寒かったのか。足がら空きだもん、あの服。
私は着替えに、近くのコンビニへと行った。ここは監督に、｢トイレしたかったらここ｣と言われたコンビニ。
だからスタッフさんもいるかなって思ったけど、いないみたい。
こんなふうに、私は油断してトイレの中に入った。
半袖の少しラフな(だいぶラフな)服をきた。ここのトイレは学校みたいだ。コンビニのくせにだいぶ広い。その分店の広さにしろよって感じ。韓国のコンビニはみんなこうかな？
長袖は、あんまり汚したくないから個室の外で着よう。……バレなきゃ大丈夫。
そう私は考えて、個室から出る。そしてふと、鏡が目に入る。
あ……こんなに髪の毛乱れてる。
きっと、強い海の風を受けたんだとおもう。
こんな姿、ギョンスに見られてたんだ。最悪……。チャニョルさんには見られたくないな。うん。直そう。
そう思い、つい長袖を着ることをやめて髪の毛を治す。
ｿﾖﾝ ｢Aちゃん！ ここにいたんだ〜｣
『っ、ソヨンさん……！』
ｿﾖﾝ ｢私もトイレに来たの〜｣
なんて笑うソヨンさん。
咄嗟に隠したけど、
ソヨンさんの目はしっかりとそれを捉えてしまった。
『……っ、あの』
ｿﾖﾝ ｢Aちゃん、その手……っ、｣
人生初の大失敗。
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巫づき。(プロフ) - トモさん» 2を見てもらえば分かる通り、訂正済みです。 (2017年6月11日 19時) (
レス) id: e0acf4d077 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 不躾で恐縮ですが、DDとは｢誰でも大好き｣の意味ではないでしょうか…？ (2017年6月11日 17時) (レス) id: 86b404f4e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：巫づき。 | 作成日時：2017年4月15日 19時
