･ 27話 ページ27
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『なんで別れたんですか？』
｢それを聞くんですか？｣
『ううっ』
失礼なことなんて承知してる。だけどさ……だけどさ……、気になるんだもん。やっぱり。
恋バナって女子にとっては大好物の食べ物と同じようなもん。食いついたら簡単には手放さない。
なんでこの2人は別れたんだろう。美男美女で、傍から見てもお似合いだ。いいカップルが想像できる。
｢……意見のすれ違いです｣
意見のすれ違い。よくある事だ。
『後悔してるでしょう？』
｢まぁ。なんであんな事で別れたのかなって｣
『まだ好きなんでしょ』
｢好きじゃないですよ｣
『嘘つけ。だって目で追ってるじゃないですか』
｢そりゃあ……気まずい元恋人が視界に入ったら気にしてしまうものですよ｣
『そうかなぁ』
まぁ私は彼氏がいたことなんてないからよく分かんないや。
｢Aさんは？ そういう人いないんですか？｣
『恋人いますよ』
｢えっ!!｣
『向こうは恋人って思ってないけど』
断言出来る。だって向こうは私のことを知りもしない。だけど私にとってあの人は私の恋人。一生大好き。……チャニョルオッパ♡
｢変な関係ですね｣
『びっくりしましたた？ やっぱり私には恋人いなさそうに見えますか？』
｢はい｣
……即答された。辛い。外見ブスだもん、恋人いるようには見えないよね。でも即答されるのはキツいわ。
『やっぱそうか〜。整形でもするかなぁ』
｢え、Aさんは今のままで可愛いですよ｣
『えっ……』
｢あ……その、そのままが一番という意味で｣
『うそ、ありがとう。冗談だったんだけどなんか褒められたから得したなぁ、あはは』
やった。
天下のギョンス様に褒められちゃった。私は何とも嬉しい気持ちになった。だけどギョンスさんは下を向いて顔を赤らめている。
『ギョンスさんって意外と可愛いところありますよね』
なんて私が笑って言うと、なんとも言えない顔をして私の方を見た。嫌だったかな〜。
｢……覚えてます？｣
『え？』
ギョンスさんは急に話題を変えた。逸らそうとしてるのかな？ なんて思ったけどそうではなかった。
｢大好きな人に、お前が笑ってるところを見るとムカつくって言われたって話｣
『ああ!! そりゃあ、忘れるはずないですもん』
｢あれ……彼女｣
『え？』
｢彼女に言われたんです。ソヨンさんに｣
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巫づき。(プロフ) - トモさん» 2を見てもらえば分かる通り、訂正済みです。 (2017年6月11日 19時) (
レス) id: e0acf4d077 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 不躾で恐縮ですが、DDとは｢誰でも大好き｣の意味ではないでしょうか…？ (2017年6月11日 17時) (レス) id: 86b404f4e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：巫づき。 | 作成日時：2017年4月15日 19時
