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6話 ページ8

瑞稀「Aに聞きたいことがあるんだけど」

A「なに?」

瑞稀「お前のお母さんってまだ生きてる?」

A「そりゃ…生きてるよ」

瑞稀「だよ…な…ごめん」

A「どうしたの?何かあった?」

瑞稀「いや…散歩してくるっ!」

そう言って早足で出て行く瑞稀くん。悪いとはわかりつつ、瑞稀くんの部屋に行くことに。

A「あれ…こんな部屋あったっけ?」

階段を少し奥に和室らしき部屋を見つけた。

A「ここに何か隠されてるはず!」

思い切って開けてみると…

A「っ…これ」

私の目の前に広がったのは

瑞稀くんのご両親の仏壇。

A「そういうこと…だったのね」

ガチャッ

瑞稀「あれ…A〜?






あ…見つかった」

A「ごめん!悪気はなかったの!」

瑞稀「あれほど関わるなって言ったのに…でも、Aなら信用してくれそう」

A「どういうこと?」

瑞稀「俺の両親、小さい頃に亡くなったんだ」

A「病気で?」

瑞稀「違う…火事……前に住んでた家が父親の不始末で火事になったんだ。母親が俺だけでもって助けだしてくれた。そこまではいいんだよ」

A「うん」

瑞稀「もちろん、俺と母親はアパートを借りて二人で暮らしたんだ。でも、母親がそんな生活に耐えられなくなったのか、俺を差し置いて出てった。ばあちゃんもじいちゃんも…みんな俺を差し置いたっ……!!だから……っグスッ…伯父に頼んで……この家を買ってもらった…グスッ」

A「そうだったんだ…」

瑞稀「このことは…はしもっちゃん、優斗しか知らない、あとA。お願いだから誰にも言わないでっ…そして……俺のそばから離れないでっ!!もう、大切な人を失いたくないんだ!」

A「当たり前だよ!瑞稀くんか、離れるわけないでしょっ…!」

気づいたら私も泣いていた。

瑞稀「よかった……本当によかった」

A「ずっと一緒だよ…瑞稀くん」

これでようやく、瑞稀くんと本当のカップルになれたような気がします。

7話→←作者よりお願い



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莉衣菜@伊野尾くん崇拝中(プロフ) - いのloveありさん» マシュマロ様お久しぶりです!飽きてもらわないように頑張って作ったので嬉しいです!新作はHey!Say!JUMPメインのものにしようと思ってますので、楽しみに待っていて下さいね(*^^*) (2017年12月12日 16時) (レス) id: 76c828a7e7 (このIDを非表示/違反報告)
いのloveあり(プロフ) - 元マシュマロですm(__)m 完結おめでとうございます!そしてお疲れ様でした!こんなに最後まで飽きずに読み切れた作品は久しぶりでした笑 新作待ってます(≧◇≦) (2017年12月11日 22時) (レス) id: d6d143ff3e (このIDを非表示/違反報告)
莉衣菜@伊野尾くん崇拝中(プロフ) - まいぴょんさん» いえいえ!こちらの説明不足ですみません。楽しんでもらえてよかったです! (2017年12月11日 6時) (レス) id: 76c828a7e7 (このIDを非表示/違反報告)
まいぴょん - あっ、なるほど!すいません笑めっちゃよかったです!みんなかっこいい!ありがとうございます! (2017年12月10日 20時) (レス) id: 0e679cf8ff (このIDを非表示/違反報告)
莉衣菜@伊野尾くん崇拝中(プロフ) - まいぴょんさん» ありがとうございます!2パターンのお話を作るので、大丈夫ですよ! (2017年12月9日 12時) (レス) id: 76c828a7e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:理沙子 | 作成日時:2017年10月22日 17時

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