クール系彼氏。

再会 ページ29

麗菜「そ、颯。久しぶり…!」









颯「…、あぁ誰かと思ったら、高瀬さん、か。久しぶり。」









麗菜「元気にしてた?なんか変わった事とかあるの…?」









颯「…僕は相変わらず。変わった事は…特に。」









そこへ一人の小柄な女の子がきた。
…あの子は確か…、頭がずば抜けて良いと有名な倉橋あなただったけ、なんの用だろう。









あなた「颯くん、これ借りてた本。すっごいおもしろかった！」









なんだ颯も他に女の子の友達出来てるじゃん。でも、言っちゃ悪いけど地味な子。
颯も恋愛対象としては見ていないだろう。









するとあなたがこっちに向かってびっくりしたように話しかけてきた。









あなた「あ、麗菜ちゃん！お久しぶりです、元気にしてた…?」









っていうか私のこと覚えてないか、と言い、恥ずかしそうに目をそらす。









すると颯が、

颯「そういえば、高瀬さんにも紹介しとかないと。この子倉橋あなたって言ってすごい頭さえてる子。」









え、そんなことないよ…!!と全力で颯に向かって否定するあなた。









次の瞬間、思いもしなかった一言が颯の口から聞こえてきた。









颯「それとあなたは…、」




＿“僕の彼女”だから。

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