2 ページ35
山田side
前からなんか光くんの周りに男の人が多いなとは思ってたんだ。
だけど女子じゃないから、男だからと安心していた。
山「全然安心じゃねぇし。」
朝っぱらから送られてきた裕翔からのLINEを見てそう呟く。
男子から狙われてるとなるとこれは危ない。
女子と違って力があるからね、押し倒されでもしたらもう終わりだ。
これはもっとガードを強化していかないと。
・
光「どうしたのみんな...なんか今日近くない?」
今の状況。
昼休み、みんなで光くんの教室まで迎えに行ってみんなで屋上へ向かってる途中。
なんだけど、
「ほら、あれが八乙女先輩だよ。」
「えっまじ!?かわいくね!?」
なんて声が耳に入ってくるわけよ。
まぁ当の本人は気づいてないんだけどね。
そこで『この人には近づかせませんよ』アピール。
俺たちみんなで光くんの周りを固めるの。
背の高い裕翔と雄也は光くんの後ろ。
圭人と知念で光くんの両脇。
俺と大ちゃんで光くんの前。
どうよこれ、完璧じゃない?
知「そんなことないよ?いつも僕達こんなに仲良しじゃん。」
光「んん?そうだっけ?」
「でもほら、あんなにガード固くちゃ手ぇ出せねぇよ。」
「...確かにな。」
お、効果抜群。
光「わ...みんなもうちょっと離れて歩いてくれない?」
歩きずらいんだけど、という光くんの言葉で渋々と離れる。
だけどその時の男子達の目と言ったら!
岡「山ちゃん...これ薮ちゃん達に相談した方が良いんじゃない?」
光くんに聞こえないようにコソコソと圭人がそう言ってきた。
うん、まぁ確かに。
光くんを守るためのもっといい方法は無いのか。
屋上に着いた時、薮ちゃんたちにこのことをLINEで報告した。
そしたらなんて帰ってきたと思う?
すぐに既読がついたと思ったら、
やぶんぶんそいつら全員死刑だな
まっしゅるーむまってて、すぐ殺りにいくから
知「涼介ー、返事来た?」
俺は黙って携帯の画面を見せた。
知「...僕達で頑張るしか無さそうだね。」
そしてその後、光くんを狙う男子が減るまではとりあえずこの作戦で行くことに決めた。
...そんな日が来るといいね(遠い目)
END
楽しい文化祭 【ピッカloveさんリクエスト】→←ボディーガード【癒芽李さんリクエスト】
213人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひかひか(プロフ) - 確かに給料は大事だよ!笑たまたま会っても2人とも人見知りして会話出来なさそうだね笑 (2018年4月26日 7時) (レス) id: 1600da0647 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - ひかひかさん» でもすごい周りに向いてないって言われるの笑 給料がいいってだけで決めてるからしょうがないんだけどね笑 そんな出会い嫌だよ! 普通にたまたまばったり会おうよ!笑 そう!人見知りだから余計つらい! (2018年3月12日 18時) (レス) id: 85a3d61449 (このIDを非表示/違反報告)
ひかひか(プロフ) - 看護系いいねぇ!いつかどこかで会うかもね笑そっか…仲いい子と離れるの不安でやだよね… (2018年3月12日 6時) (レス) id: 1600da0647 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - ひかひかさん» 看護系!大変そうだけどね…。 そっか笑でも私友達少ないから仲いい子と離れちゃうんだよね… (2018年3月11日 19時) (レス) id: 85a3d61449 (このIDを非表示/違反報告)
ひかひか(プロフ) - 何系の大学に行くの?団結力だけは負けないよね笑うん1年に1回のドキドキ感がないからちょっと寂しい笑 (2018年2月25日 17時) (レス) id: 1600da0647 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みー | 作成日時:2017年1月18日 19時