信じたい。信じたくない。２

真っ赤な顔 ページ8

�睫�side


朝の教室。


光くんの姿はまだ無い。


昨日、薮くんから連絡が来て(カフェで交換した)、家に帰るともう誰もいなかった。


だからどうなったのかは俺達は全然知らない。


余計なお世話だったのかも。


もっと関係が悪化したのかも。


考えるのはネガティブなことばかり。



だけど、あんなに光くんのこと思ってるんだもん。


会わせないわけにはいかないじゃん。





ガラッ っと開いた教室のドア。


女子が悲鳴をあげる。


何事だ！？と思ってそっちを見ると、



�癲屬覆鵑�...うまくいったんじゃん。」


いつものボサボサの髪の毛じゃなく、なにもかも綺麗に整った光くんがいた。



そのまま普通に自分の席に座るから、周りは騒然としている。


まぁそうなるだろう。


一昨日まで髪の毛ボッサボサの超ダサいやつが座ってた席なんだから。


俺は顔がニヤけるのを抑えて、光くんの席に向かう。


�癲屬�はよー。光くん。」


光「...なに、ニヤニヤして。」


あ、隠せてなかったみたい。


�癲屬い筺次�うまくいってよかったなーって思ってさ。」


光「...と...。」


�癲屬─�」


声がちっちゃすぎて聞こえなかった。


口に耳を近づけると、急に光くんが立ち上がった。


光「...っ ありがとう！！」


そう言って光くんは教室から出ていってしまった。


...そんな真っ赤な顔して言われても。



�癲崗箸譴襪覆�...。」


俺は光くんの後を追うために、教室を出た。

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