信じたい。信じたくない。

暴力 ページ23

光side


叔母「あのクソ上司！アンタがしろって言ったから仕方なくしてやったのに何よあの言いようは！！」


光「...ぅぐっ うぅ...」


あれから、叔母さんは俺に暴力を振るうようになった。


理由は、仕事のストレスとか、俺が食事の時間を守れなかったりしたら殴ったり蹴ったりされる。


あぁ、理由がない時もあるな。


そんな生活がずっと続いた。


夏休みが開けると、お腹や背中とか、見えない所に暴力を振るった。


バレちゃいけないからね。


そのおかげで、みんなの前で着替えられないから体育はずっと見学していた。


いつまでこんな生活がつづくのかな。


そう思っていたある日、


秋が近ずき、長袖のシャツを着る生徒が増えてきた頃、俺はある生徒に呼び出された。


名前なんて知らない。


友達を作ろうなんて思わなかったから。



男1「よぉ。やっと来たか。」


光「...。」


男1「シカトかよ。まぁいいや。」


光「...ぅっ」


急にそいつが殴ってきた。


すると、それが合図だったかのように、４、５人が俺の周りに集まってきた。


男1「なぁ、ミカちゃんって知ってる？俺の彼女なんだけどさ。」


ミカちゃん？誰だそれ。


男1「その子がさ、光くんのことが好きなんだってさ。だから俺と別れてって言われたんだよね。」


男2「八乙女くんさ、転校生のくせにちょっとかっこいいからって生意気なんじゃないのー？」


光「...っんだよ、それ...」


男1「口答えしてんじゃねぇよ。おい、やるぞ。」


光「うっ...ぐっ、」


そこから俺は、気を失うまで殴られたり蹴られたり、そいつらの好き勝手にされた。

限界→←叔母さん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す