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"06“ ページ7

みんなが呆然としている中、一澄は一人呟いた。

一澄「……くそっ、逃がしたか。
顔面殴ってなろうと思ったのになぁー。」

一澄が、何やらブツブツとつぶやいている時、静雄が恐る恐る声をかけた。

静雄「……あ……え…と………一澄?」

一澄「あ゙あ゙?」ギロッ

静雄「……ひっ!(涙目)」びくっ

通りすがりの人々「(あの平和島静雄が、涙目になってる!!)」

今の一澄は機嫌が悪く、イライラしている。
するとそこに……

トム「おーい、静雄、一澄。」

静雄「と…トムさん!」

田中トム(救世主)が現れた。

一澄「なんですか、トムさん。」

トム「何怒ってんべ、一澄。静雄が怖がってんべ。」

一澄「……!ご……ごめん静にぃ!」

静雄「ふぇ?!…あ、大丈夫?」

一澄「何で疑問形なの?」

静雄「………。別に?」

一澄「そっか!( *ˆ﹀ˆ* )」

トム「あー、お二人さん。仕事だべ。」

静雄「うす。」

一澄「はーい。」

そうして僕たちは、仕事へ向かった。





一澄「ねぇ、トムさん。」

トム「ん?」

一澄が不意に、トムに質問をした。

一澄「借金を返してくれなかったら、どうすればいいの?」

トム「そりゃあ、力づくだな。」

一澄「……へぇ。」

トムの答えに一澄は、不敵な笑みをした。

トム「おら、着いたぞ。」

僕達が来たのは、一件のボロアパートだ。
その一室に、借金を返さない奴がいるのだ。

カンカンカン………

一澄「……。ただの部屋だよ?」

トム「ま、はじめはそう見えるだろうな。」

一澄「??」

トム「ははっ、そのうちわかるって。」

トムは一澄にそう言った。

ドンドンドンッ………

静雄「居ないな。」

一澄「そうでもないよ。何かが擦れる音がする」

一澄は、二人に言った。

トム「一澄、ここから動くなよ。」

一澄「え?うん、わかった。」

トム「静雄。」

静雄「うす。開けます。」

ボキャ

聞きなれない耳障りな音が、聞こえた。
ドアノブを外した音だ。

ギイィィ………ガンッ!!

ドアを開けた途端、中から消化器を持った男が静雄の顔面めがけて向かってきた。

静雄「………。」

一澄「( ・д・ )………。」

トム「あーぁ。」

僕たちは、呆れて何も言えなかった。
静雄は、ぶつかった消火器を片手で握りつぶした。

静雄「いてぇなぁ、痛てぇってことはよぉ本気でやったってコトだよなぁ。てことは、殺す気でやったってことだよなぁ。


殺されても、文句はねぇよなぁあ!?」

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設定タグ:デュラララ , 平和島静雄 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:りょーが | 作成日時:2014年8月13日 16時

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