そして、君のいない8月が来る－JK－ (ページ5)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:889 hit

5話ページ5

JM「家出だとしたら、携帯わざと置いてったの
かな」

TH「忘れたんじゃない？あいつ結構抜けてるとこあるじゃん！」

TH「それかやっぱ誘拐とか」

JM「ジョングクを、誘拐してなんの得があるんだよ笑別に御曹司ってわけでもないだろ」

TH「じゃあなんでいなくなったんだよ」

JM「それは…」

YN「捜索届け出してるんでしょ？遠くまで行ってなければ、すぐ見つかると思うよ？」

静かな声でジミンとテヒョンの会話に割り込んだのは、ユナだった

私とジョングクとは中学校時代からの付き合いだけど、今回みたいなのは初めてだから、顔に出てる以上は動揺してると思う

JM「まぁ、約束フイにするようなヤツじゃないし、夏休みまでには戻ってくるよね……キャンプあいつが言い出したんだし」

ジミンは自分の椅子に寄りかかって唇を尖らせてそういった

でも私とジミンは、ジョングクが陸上部の練習をすっぽかすようなヤツじゃないことも知っている

夏には大事な試合だって控えてるのに

ジョングクは100ｍでインターハイへの出場が決まっているんだ

TH「キャンプか……」

テヒョンが少しだけ遠くを見るような目になった