るうかの散歩日記 (ページ1)

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乱れる髪、風に靡くスカート、乱れた息遣い、軽い足音…

「うはぁ!!危ないっ遅刻するとこだった〜!!セーフセーフっと!!」

勢いよく教室のドアを開け、そんな声と共に僕は教室に足を踏み入れた

「バカ遅刻だるうか

頭への鈍い衝撃と共にそんな声が飛んでくる

「いったぁい、この体罰教師っ!!さっさと捕まれ!!もうやだぁ、家帰りたい」

声と暴力の主は担任で数学担当の青木先生だ。振り向かなくても分かる。

「最近はちゃんと遅れずに学校に来ていると思えば1ヶ月も持たなかったじゃないか。てか今来た所だろ??まだ二限の途中だ。ちゃんと授業受けろ」

そう、僕は遅刻常習犯であり、遅刻癖を抜けばただの普通の高校生である

「数学かぁ…僕数学嫌いなんだよね」
満面の笑みで先生に向かってそう言った僕に2度目の頭への衝撃が走った
いった…痛すぎて言葉も出なかったもん、この体罰教師っ!!
でも3度目は嫌なので何も言わず席に向かう。僕の席は窓側の一番後ろ。一番寝やすい席だ

「るうちゃん懲りないねぇ、もうここまで来ればさすがだよ〜」

前の席に座っている、親友のよにんがそう話しかけてきた

「よにっちそれ悪口??るうかちゃん泣いちゃうよ??僕泣いたらめんどくさいからね??」
「それ自慢げに言うことじゃないからね」

とそんな軽口を叩いたあと、よにっちは前を向いて授業を受け始めた。いや最初からちゃんと聞いてたみたいだけど…
まあ何となく空をぼうっと見ていたら授業は終わっていて、いつ開いたのかも分からないノートは真っ白だった