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ヌナは自分が掴んだ手を振り払おうとしたが離さなかった。
A「ウジナ、離して。みんなが起きるから。」
WJ「ヌナ、ちゃんと話してください。ヌナに辞めてほしくないから。」
A「…でも、もう無理だよ……。」
WJ「ヌナ…。だったら自分のためにいてくださいよ。」
A「だから、それが無理なんだって。ウジンが好きだから一緒の仕事してたら…。」
WJ「ヌナ? 今、なんて?」
A「いや、なんでもない。 何も言ってないから。」
無意識に掴んでいた腕を引っ張って、ヌナを抱きしめていた。
ヌナが自分の事を好きって…。
今までヌナはソンウヒョンの事が好きだと思ってたのに、頭の中がプチパニックを起こしていたけど、ヌナを抱きしめた。
A「ウジナ…?」
WJ「ヌナ、俺、ヌナの事が好きなんですよ? 知ってましたか?」
A「え…。ウジンが好きな人って…。」
WJ「そうです。 ヌナの事が好きなんです。だから、辞めるとか言わないでください。」
A「ん…。」
WJ「このまま俺の傍にいて応援してください。そうしたらもっと頑張れるから。」
ヌナは返事の代わりに俺を抱きしめてくれた。
しばらくそうしていると、部屋の方から俺を呼ぶ声が聞こえてきた。
MH「ウジナー。みんなに見つかる前に帰ってこいよー?」
WJ「ネー。」
返事をしたもののそのままヌナを抱きしめていると、ヌナが俺の背中をトントンとたたく。
A「ウジナ、部屋に戻ろう?」
WJ「はい。」
俺は名残惜しそうにヌナを離すと部屋の前まで手を繋いで歩いた。
先に部屋に入ろうとした俺の腕をヌナがグッと引っ張ると、ヌナは僕の頬にキスをして何もなかったように先に部屋に入って行く。
俺はヌナの後を追うように中に入ると、ミニョニヒョンが待ち構えていて
MH「ウジナ、鳩が豆鉄砲くらったような顔してどうしたんだよ。」
WJ「ミニョニヒョン…なんでもないです。」
MH「ウジナ、良かったな?」
ヒョンは俺の肩をポンポンと叩いて自分の部屋に戻っていった。
ミニョニヒョンが言うように告白は俺にとって簡単ではなかったけど、想いが通じて良かった。
俺を想ってくれる人がAヌナで嬉しかった。
この先もきっと簡単ではないだろうけど、ヌナと一緒に乗り越えて行きたい。
end
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ななし(プロフ) - *NAMI*さん» コメントありがとうございます。続きを書こうと思いますが、このまま進むかひねりを入れるから悩み中です(笑) (2019年5月9日 14時) (レス) id: e33de8d6f3 (このIDを非表示/違反報告)
*NAMI*(プロフ) - まって、続きがちょう気になる!!頑張って下さい(^^) (2019年5月8日 1時) (レス) id: 85d98be7fd (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - renさん» そう言ってもらえると嬉しいです。ありがとうございます!続編を少し考えているので、時々覗いてみてください。 (2018年3月22日 16時) (レス) id: 0f9980be15 (このIDを非表示/違反報告)
ren(プロフ) - ウジンくんのお話ありがとうございました!!めっちゃ好きでした!!ありがとうございます(´;ω;`) (2018年3月22日 0時) (レス) id: 2ae646bdc8 (このIDを非表示/違反報告)
しゅあ(プロフ) - ななしさん» はい!勿論です!お気に入り登録してるので通知が来たらすぐみます!笑 (2018年3月15日 12時) (レス) id: 85e49f0ccb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななし | 作成日時:2018年1月21日 1時