【炎炎ノ消防隊】彼女の心を溶かすため

熱 ページ34

ア「森羅さん！」



プ「またすぐ敷かれる。やはりお前は砂利だ」

森「くそっ…目眩が…！ A、無事か！？」



Aも頭を抱えて伏せっている



A「…厳しいです。あの時は防げたのに…」





森「な、なんだこれは…！？」


プリンセス火花は森羅先輩に近づく



プ「熱失神だ。今お前の体は私が送った熱で覆われている」




森羅先輩は火花に頭を蹴られる


プ「その熱で血管を広げ血圧を下げ、脳への血液量が急激に減り目眩を起こしたのだ。そこの小娘がまえに目眩を起こさなかったのは能力が関係あるのだろう」


A「…！！」



プ「ヒーローなんて息巻いて現れた割に軽く熱を送っただけで転げるなんて笑えるな」




そのとき森羅先輩が小声で訴えてきた




森「目眩？ なんだ…だったら勘違いみたいなもんじゃねぇか！」



森羅先輩はフラフラしながら力なく立ち上がる




プ「勘違いなものか。現にフラついてるではないか」





森「動悸・息切れ・目眩はどれも勘違いだろうが…！」

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