キセキ (ページ20)

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阿部side

ただいまSnow Manで子守中。
Aがストと話してる間、双子をSnow Manで預かってます。

大志「ふっかさん、遊ぼ！」
深澤「いいぞー」
向井「風歌ちゃーん、こっち向いてーな」
風歌「……」
目黒「風歌ちゃーん、お菓子あるよー」
風歌「ふう、お菓子いらない……」

はしゃぐ大志と対照的に、俺の後ろに隠れたままの風歌。人見知りをフル発動させている。確かに、いくら大志が居るとは言えデカい男達の集団に1人で放り込まれるのは不安だろう。しかも大半は話したこともない奴。Aから、風歌は俺にしか懐いてないって聞くからな。そう言えばAから目黒と康二は近付けるな、と言われていたんだった。

風歌「阿部ちゃん………」

今にも泣き出しそうな風歌。

阿部「あぁ、ごめんね。目黒、康二、悪いけど風歌が泣いちゃうから大志達の方に行っててくれる？この子人見知りでさ、俺と高地くらいにしか懐いてないんだって」
向井「おん……」

少し落ち込みながら大志達の方へ行く康二達。

ラウ「風歌ちゃーん」

ラウールが呼びかけると、恐る恐るだけど俺の後ろから顔を覗かせた。可愛い。

宮舘「あ、顔出したね」

何だか天岩戸開きみたいな状態。

ラウ「怖くないからね、お兄さん達と一緒に遊ぼー。おいで」

ラウールがそう声をかけると、俺の袖を掴みながらだけど、少しずつラウールの方へ歩き出した。

ラウ「可愛いー」
宮舘「これは本当の姫だね」
渡辺「可愛い……」