検索窓
今日:8 hit、昨日:26 hit、合計:157,926 hit

, ページ18

高地side


「滝沢くんから聞いたと思うけど、私には子供がいる」

Aはそう言って話し始めた。

「大我との子で、生まれたのは2018年の5月1日。
一卵性双生児の男の子と女の子。生まれたのは男の子が先ね。
妊娠が分かったのはデビューするってことが決まった後。
話そうか迷ったけど、みんなに迷惑はかけたくないから黙ってた。ごめん」

Aは静かに頭を下げた。5人は何も言わない。
黙ったまんまだ。

「高地は、高地は知ってたの?」

ジェシーが沈黙を破るように言った。
俺に来るとは思っていなかった。

「俺は知ってたよ。時々預かってたし」
「何で教えてくれなかったの?」

今度は慎太郎が言った。
なんか、俺が責められているみたいだ。

「悪いけど、俺も知ってた」

北斗が少し手を挙げた。

「え、私、北斗には話してないよね?」
「ごめん。朝ドラの撮影の時、Aのスマホのホーム画面見ちゃって」

Aのホーム画面の画像は、Aと双子が笑顔で写っている写真だ。

「Aの事情はだいたい分かった。きょもとAはこれからどうしたいのさ?」

樹がずっと俯いたままのきょもに声をかける。
コイツ、こういうときは頼りになるんだよな。

「後はきょもとAで話し合いな。俺はその双子ちゃんに会ってくるから」
「俺も会いに行くー」
「俺も!」
「俺も行く」

せっかくいいこと言ったかと思ったのにこれかよ。

4人は騒ぎながら楽屋を出ていった。
俺も双子の様子を見に行くとするか。後が心配ではあるものの。

「お互い、腹を割って話し合いな。俺らは2人の決めたことなら全力で応援するから」

星が赤くなっていました。ありがとうございます

,→←,



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (307 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1330人がお気に入り
設定タグ:SixTONES , 京本大我 , ジャニーズ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みおん | 作成日時:2022年7月5日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。