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Aside
滝沢くんから連絡が来た。
大志と風歌といるところを、週刊誌に撮られたらしい。
週刊誌に撮られたらSixTONESに話す。これはジャニーさん達と決めた約束だった。
いつかはこんな時が来るって分かっていたけど。
「大志、風歌、ママのお仕事してるところに行こっか」
仲良く並んでNAVIGATORのミュージックビデオを見ていた双子に声をかける。
「ママのお仕事場にふー達が?」
「高地おじちゃんいるかな?」
途端に顔を輝かせる2人。
「ほら、すぐに出発するからお出かけの準備して」
お気に入りのおもちゃや絵本を持たせて、家を出た。
SixTONESで話すから、同じ場にいさせようかと思ったけれど、ふっかさん達がSnow Manで面倒を見てくれるらしい。
大志は大丈夫だと信じたいけど、風歌は阿部ちゃんにしか懐いてないからな。
事務所に着くと、丁度Snow Manの6人に遭遇した。
「え、ちょ、A、どうしたの、その子?」
「可愛いでやんす」
「似てるね」
しょっぴー、さっくん、舘様は2人の存在に驚いている。
「私の子だけど何か?」
「はぁ?!!」
流石の舘様も驚愕の声をあげている。
「おいでー、風歌」
「ふー、阿部ちゃんがいい」
「ふっか、振られたね」
「やっぱり俺がいいよね」
「たいしはふっかさんがいい」
それに対して事情を知ってる3人はいつものやりとりをしている。
「悪いけど、ちょっと面倒見といて。あ、目黒と康二は風歌に近付けないでね。多分泣くから」
それだけ言って、SixTONESの楽屋へ向かった。
「おい、説明してけよ」
そんなしょっぴーの声が聞こえた気もするが、無視しておこう。
SixTONESの楽屋の扉をノックすると、返事があったのでそのまま入った。途端に、私に視線が集まる。
「あれ、大志と風歌は?」
「Snow Manに面倒見てもらってる」
高地がいつものように声をかけてきた。
高地の隣の椅子に腰掛け、大我達と向き合う。みんなこちらに視線を向けようとしない。
「滝沢くんから聞いたと思うけど、私には子供がいる」
話す時が来た。
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作者名:みおん | 作成日時:2022年7月5日 22時