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大我side
あれから数日後、高地に話を聞いて貰って立ち直ることが出来た。北斗にお礼を言うと、樹がきょもほく！と騒いでいたが、気にしないでおこう。
今日もいつものように、楽屋で馬鹿騒ぎをしていた。すると、いきなりドアが開いた物だから怒られるのかと思った。
ドアを開けたのは滝沢くんだった。
手には週刊誌を持っている。
誰かが撮られた。
さっきまでのおちゃらけた空気は消え去り、ピリピリとした空気に変わった。
「誰が、撮られたんですか？」
高地が滝沢くんに尋ねた。
「Aだ」
滝沢くんはそう答えて、持っていた週刊誌を机に広げた。
Aが撮られた。
誰と？
俺と別れたのは他に好きな人がいたから？
でも、何でそんなことが俺らに伝えられるんだろう。
疑問に思いながらもみんなと週刊誌を覗き込んだ。
確かに、Aが写っていた。
俺がAを見間違えるわけがない。
写っている女性は、間違いなくAだ。
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作者名：みおん | 作成日時：2022年7月5日 22時
