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40話「天然、罪を知らず」 ページ44

「・・・今日?今から?」



もしかしたら聞き間違いかもしれないという淡い期待を抱きながら聞き返してみる。

私の耳が遠くなっただけかもしれないよね?


けれど、諏訪くんから返ってきたのは、「ダメか?」・・・子犬みたいな目やめて。



「私は別に・・・けど、急に来られても家族の人とかも迷惑じゃない?」



されど諏訪くんは首をふるふると横に振り、



諏 「今日は父さんと母さんの結婚記念日なんだ。だから9時ぐらいまでは食事に出かけてる」


「ご、ご兄弟とか」


諏 「俺は一人っ子だ」


「お、おじいちゃんとかおばあちゃんとか」


諏 「一緒には暮らしてない」


「ペットとか。愛犬ベンとか愛猫キャサリンとか」


諏 「いたとしても別に問題ないだろ。・・・二ノ瀬、」




諏訪くんが急に立ち上がり、顔を寄せる。




「な、なにっ、」



心臓に悪いわ、やめろ。

くそぅ、もし私が寛大な心の持ち主じゃなかったら瞬間で投げ飛ばしてらっしゃるぞ。



諏 「・・・そんなに俺の家に来たくないのか?」



どうしてそうなる。

それは違う、全然違うと必死に首を振る。


しかし諏訪くんは、厳しい表情を崩さなかった。


離れてくれい・・・と心中で弱々しく歎く声はきっと彼には届いていまい。




「ねえ、諏訪くんとりあえずちょっと離r」


諏 「二ノ瀬は」



遮るように呼ばれて、ちょっと驚く。もしかして諏訪くん、怒ってる?・・・なんで?


心当たりが全くなくて、混乱ばかりが頭を占める。

その間に、諏訪くんが再び口を開いた。



諏 「二ノ瀬は、俺のことが嫌いか?」


・・・はい?


いやいや、なんでそんな話になるの?待って、私がついていけてないだけか?私が馬鹿だから?ちょっとかなり訳が分からない。



「そんなこと、」



諏 「じゃあ好きか?」
















はい?

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設定タグ: , 同級生 , 天然   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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あかり(プロフ) - ISLAYさん» ありがとうございます!!そうなんですよー!主人公よりかわいくあれ!と思って書いております←(^^ゞ (2018年11月26日 18時) (レス) id: 8b1d55c97a (このIDを非表示/違反報告)
ISLAY - 諏訪くんって、可愛いですよね。  (2018年11月26日 9時) (レス) id: a0fdea4e50 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - まひろさん» ありがとうございます^^イラスト集が完結した分、こちらの更新が亀にならないよう気をつけていく所存です!← (2018年11月24日 14時) (レス) id: 8b1d55c97a (このIDを非表示/違反報告)
まひろ - とっても面白いです!!イラストが完結してしまったのは寂しいですが、小説も応援しております!!∩^ω^∩ (2018年11月24日 10時) (レス) id: 117c5ce46f (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - かぐやさん» ありがとうございます!!諏訪くん私も好きなんですよ~。ちょっと、いやかなり私の好みが組み込まれてます笑 (2018年10月28日 21時) (レス) id: 8b1d55c97a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかり | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年9月11日 22時

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