# 【これから】 ページ22
舞のお話です!
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舞side
部活を終え、中庭を通って帰る。
吹奏楽部に寄ってみたが、Aはすでに帰ったらしい。
今までAが私に何も言わずに帰ったことなんてなかったのに・・・
舞 「A、どうしたのかしら・・・ん?」
中庭の端に、何かがうずくまっていた。
・・・あれは、確か・・・
舞 「吹部の・・・朝比奈くんだった?こんなところでどうしたの?」
朝 「・・・フラれまして」
舞 「ええ?フラれた?」
確か、朝比奈はAとお試しで付き合っていたはず・・・
・・・ああ、そういうことか。
舞 「なーに、チャラ男に負けたわけ?」
朝 「うう・・・傷をえぐんないでください」
本当に凹んでるわけか。
舞 「・・・ま、元気出しなさいよ」
朝 「先輩〜慰めてくださいよ〜」
舞 「それはさすがに安易すぎね」
・・・まあ、Aが幸せになれることを選んだなら、それでいい。
朝 「お試しからとか・・・」
舞 「こりない奴ね、ったく」
これからだ。
私も、Aも、廣瀬も、こいつも。
──・・・これからなんだ。
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