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空気を変えたくて
それはもう満面の笑みで言ったのに
「南さんが韓国語使う必要がどこにあるの？」
思わぬ答えに固まった。
そうだ、この話題でさっきミスしたばかりなのに．．．。
チャンミンさんはがっつり眉をひそめてる。
私には見えます。
２人の間にものすごい壁が作られてます。
それは
好みのタイプだとかそんなレベルのものじゃない、
もっと根っこの深い、言葉の壁？文化の壁？
国境の壁？！
とにかくチャンミンさんにとって
気安く踏み込んで欲しくないものだったんだ。
遊び半分で話題にした私が悪い．．．。
浅はかな自分に大後悔。
二日酔いの時ごとく不快な顔をするチャンミンさん。
まさか２日続けてその顔を拝むことになるとは．．．。
そんなチャンミンさんが
まだ何か言いたげな目をしたから
思わず叫んだ
「す！！」
その声に
周りを歩いてた人も振り向いた。
「すみませんでした！！」
それはそれは
お手本のような綺麗なお辞儀。
社食のすぐそばで人通りも多い場所。
遠巻きに聞こえるひそひそ声や
なにあれって声が耳に入るけど気にならない。
こんな人前で告白はできないけど
謝るならいくらでもできるんだから！
チャンミンさんに不愉快な思いをさせたからには
一刻も早く謝らないと
「南さん」
チャンミンさんは慌てて身体をかがめ
私を覗き込む。
「こんなことしなくていいから。
南さんが謝る必要ない、顔あげて」
「でも不快な思いをさせてしまったので
謝りたくて」
「そうじゃない」
「話す機会もあまりないし、今を逃したらいけないかと．．．」
「いいから顔をあげて！」
焦る声に、恐る恐る姿勢を戻すと
チャンミンさんはとんでもなく困った顔をしていた。
迷惑とか苛立ちとかじゃなく
眉毛を下げたうんと困った顔。
萌えそうになった不謹慎な私．．．
色々含めて
「すみませんでした」
申し訳なさは増えるばかり。
「だから．．．！
あー、もう」
チャンミンさんは頭をかいて何か考え始めた。
「あの．．．」
どうしたらいいのかな。
チャンミンさんは
大きく息をつくと腕時計を見て
「．．．ついて来て」
ざわつく周りを気にも留めずスタスタと廊下を進み始めた。
その後ろを訳も分からず追いかける。
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みずほ(プロフ) - さやさん» 待てる女(≧▽≦)さやさんありがとうございます！自分で書いたくせに、落ち込んでるヒロインちゃんが不憫で妄想が滞り中です。再開した際にはまたお付き合い下さーい(^^)/ (2018年6月7日 9時) (
レス) id: 0564542d6c (このIDを非表示/違反報告)
さや - みずほさん、ゆっくりで大丈夫ですよ。私は待てる女なので、何度も読み返したりしながら、楽しんで待ってます（笑） (2018年6月4日 23時) (レス) id: 286fd6a5af (このIDを非表示/違反報告)
みずほ(プロフ) - みよこさん» みよこさんありがとうございます、そう言って頂けて嬉しいです(*^^*)ただ、ちょっぴり煮詰まってしまい再開は少し先になりそうなんです、ごめんなさい。早くhappyな２人をお届けしたいのですが(^^;) (2018年5月14日 10時) (レス) id: 0564542d6c (このIDを非表示/違反報告)
みよこ(プロフ) - みずほさん、お話の続きが気になって気になって・・・更新を心待ちにしております(*^-^*) (2018年5月8日 22時) (レス) id: ba2b1a5b8e (このIDを非表示/違反報告)
みずほ(プロフ) - 神鹿さん» 寝れてるけど眠れないwwwツボりました〜(^^)/チャンミンがはっきりしないまま今章満杯になっちゃいました、こんなお話しで大丈夫かな(^-^;。次章も神鹿さんの安眠を妨げる展開にしますね← よろしければお付き合い下さい！ (2018年4月18日 17時) (レス) id: 0564542d6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずほ
| 作成日時：2017年7月23日 16時
