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白い息の向こうに
朝日をキラキラと反射させている社屋が見えてきた。
チャンミンさんはもうデスクに着いて
コーヒーを飲みながらパソコンに向かってる頃かな。
前に見た
早朝ひとりで仕事をしているチャンミンさんは
普段は見せないリラックスした表情をしていて、
特別な時間を独り占めした気分になれた。
はぁ、どうしてあんなに素敵なんだろ。
一晩経ってしまえば昨日の表情すら
そう思えてしまうんだから重症かなぁ。
だけどこれから年齢を重ねていくと
チャンミンさんみたいな人を想うなんて
無謀な恋は出来なくなりそう。
今だからできる恋なのかも。
だからと言って
チャンミンさんの為に転職はできないし(泣)
ふーーーっ。
人気のない静まり返った廊下。
何度目かの深呼吸をしながらドアの前に立つ。
なんだか面接を思い出してしまう。
しかも今回は書類選考で落とされてるも同然の採用試験。
社内の女の子はお断りの面接官が待ってるんだから。
うー、
意気込んで来たくせに
この扉の向こうにチャンミンさんがいると思うと
なかなか一歩が踏み出せない。
だめだ。
待っていたら道は半分だって言われたばかりでしょ。
まずは進んでみないと！
力を込めてドアに手をかけた。
「南さんおはよう」
「きゃっ！」
突然掛けられた声に驚きすぎてよろめいてしまった。
張り切っていつもより高いヒールを履いてきたのがまずかったかな。
「おっと」
背中を受け止めてくれたのは
「早瀬さん！
すみません、
ぼーっとしていたもので」
「はは、南さんは集中すると周りが見えなくなるんだね」
「あ///２度目ですね」
「大丈夫？」
「？！
すみません//////」
慌てて体を離したけれど、恥ずかしくて顔を上げられない。
「昨日はありがとうございました」
お辞儀でごまかしながらお礼を伝えていると、
早瀬さんは手を挙げて
親しげな視線を私の後ろに送った。
「おー、チャンミン。
今日はめずらしくゆっくりなご出勤だな」
最悪。
すぐそばで鞄とコートを手にしたチャンミンさんが
こちらを見て立っていた。
あんな格好悪いところを見られたなんて...。
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みずほ(プロフ) - ayaさん» ayaさん、ドキドキして頂けて嬉しいです！チャミたんなら振り回されてもいいですよね(^^)/なので雲行きをあやしくてみました← コメありがとうございました(*^▽^*) (2017年6月15日 8時) (
レス) id: 0564542d6c (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - ドキドキしながら読みました！チャミたん気になりますー！！主人公の気持ちが痛いほど分かります(><) (2017年6月13日 23時) (レス) id: fd6a55df88 (このIDを非表示/違反報告)
みずほ(プロフ) - ハードルを低くしてお待ち下さいね(*^_^*)よい子の花さんのご期待に添えられるかドキドキです☆ (2017年5月26日 16時) (レス) id: 0564542d6c (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - うわぁーっ嬉しいです(o^^o)♪良い子で待ってます☆ (2017年5月24日 20時) (レス) id: ea9ee18017 (このIDを非表示/違反報告)
みずほ(プロフ) - 花さん» 花さん、一気読みありがとうございます(*^▽^*)続きのリクも頂けて嬉しいです！今は別のお話しに脱走しておりまして．．．そちらが終わったら再開しますね(^_^)v (2017年5月24日 19時) (レス) id: 0564542d6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずほ
| 作成日時：2016年12月27日 15時
