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その次の日、給湯室で洗い物をしていたら
カナが入ってきたので声を掛けた。
「またお客様？
人数多かったら手伝うよ？」
すると
意味深な笑みを浮かべ近寄ると色っぽい声で囁いた。
「Aの彼がいらっしゃってま〜す」
そうなの？！
「私がお茶出すから！」
慌てて新しい湯飲みを取り出しながらそう宣言すると
呆れながら
「はいはいおまかせするわ」
そう言って戻っていった。
『あんなオジサンのどこがいいんだか』
皆に呆れられてるけど
私は時折訪れる、支店の葉山課長が好きなんだ。
オジサンていうより、おじいちゃんに近い雰囲気なんだけど...。
ここに配属されてるくせに、実は営業さんがちょっと苦手。
だから営業職では珍しく、のんびりとした佇まいの葉山課長と話せる時間が好きなんだ。
それと、葉山課長はチャンミンさんが支店勤務だった頃の上司。
それまでは私の一人勝ちだったのに、
チャンミンさんが隣に付き始めた途端
課長へのお茶出し争奪戦が始まったなあ。
なんだか懐かしい。
チャンミンさんを初めて見た時は別世界の人みたいで、
まさか好きになるとは思わなかった。
部署内の一画にあるソファでお茶を手にする課長、
見てるだけで癒やされます。
「シム君は元気にしてるみたいだね」
シム君呼びを貫いてらっしゃる！
そんなとこがまた渋くて素敵。
「はい、毎日忙しくされてますよ。
今はー」
デスクには不在だけど、外出かな？
「ああ、大丈夫。
ここに来る前に廊下で会ってね、
手短にだけど久々に話せたんだよ」
チャンミンさんの本社での活躍に満足そう。
支店の部長さんは手放したくなかったみたいだけど、
チャンミンさんの希望を後押しする為に
葉山課長が色々と根回しに動いたって話だ。
打ち合わせ予定のうちの部長はどうやらまだ電話中。
やった！
「えっ
息子さん小学生なんですか？」
部長がやってきて、ここでタイムオーバー。
名残惜しいです....。
未練たっぷりの挨拶をし、その場を離れた。
私が思ってるよりも課長って若かったんだ...
今度チャンミンさんに聞いてみよ。
課長の話で盛り上がれるのは私だけだろうな。
こんな小さな優越感にすがるのは情けないけど、
話す機会が少ない私には貴重な繋がり。
最近は挨拶できれば上出来、そんな日ばかり。
せっかく見いだしたはずの妹ポジションも
宙ぶらりんのまま。
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みずほ(プロフ) - ayaさん» ayaさん、ドキドキして頂けて嬉しいです！チャミたんなら振り回されてもいいですよね(^^)/なので雲行きをあやしくてみました← コメありがとうございました(*^▽^*) (2017年6月15日 8時) (
レス) id: 0564542d6c (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - ドキドキしながら読みました！チャミたん気になりますー！！主人公の気持ちが痛いほど分かります(><) (2017年6月13日 23時) (レス) id: fd6a55df88 (このIDを非表示/違反報告)
みずほ(プロフ) - ハードルを低くしてお待ち下さいね(*^_^*)よい子の花さんのご期待に添えられるかドキドキです☆ (2017年5月26日 16時) (レス) id: 0564542d6c (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - うわぁーっ嬉しいです(o^^o)♪良い子で待ってます☆ (2017年5月24日 20時) (レス) id: ea9ee18017 (このIDを非表示/違反報告)
みずほ(プロフ) - 花さん» 花さん、一気読みありがとうございます(*^▽^*)続きのリクも頂けて嬉しいです！今は別のお話しに脱走しておりまして．．．そちらが終わったら再開しますね(^_^)v (2017年5月24日 19時) (レス) id: 0564542d6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずほ
| 作成日時：2016年12月27日 15時
