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『初めての事』 ページ13
我に返ったスパーダ。
少し気まずい。いや、少しどころじゃない。
かなり気まずい。
「はは…」
ツルギの口から小さな声が漏れた。
「お前すげえな…初めてだ…。こんなに叱られたこと…。」
電気の光の所為で表情は解らない。
「誰かが俺様の為に怒ってくれるなんて…。
叱るぐらい心配してくれるなんて…！」
呆気にとられるスパーダとスティンガー。
彼の瞳が潤んでいるのが一瞬確認できた。
スパーダは優しくそんな彼を抱いた。
微かな嗚咽が聞こえた。
そんな様子の中、スティンガーは皿洗いに戻る。
「明日は、小太郎と合流する為チキュウに行く。しっかり備えとけ。」
ラッキーキャラクター
ハミィ
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作者名：ちろ・リンネ | 作成日時：2017年8月18日 15時
