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『厳しい声』 ページ12
「それ以上、怪我が悪化したら如何すんのさっ！！」
「え…あ、いや…」
「君が司令の命令に背いたのは別に怒らないよ。君がそれを正しくないと思ったからでしょ。
でも、怪我をして、治しているという事を正しくないとは思わないだろう！！」
「…」
ツルギは動揺している。
「１日でもはやく治って、何時も通りの姿でジャークマターを倒すんだろ！？
怪我なんて些細な事だ。でも、些細な事が大きなことに繋がるもんだんだよ！！」
自然と目が合う。
「僕は君と一緒に戦いたい！みんなもそうだ！」
ツルギは目を見開いた、そして
「君の為にきつく言うよ。怪我をはやく治せ！！」
目の前が歪んだ。
スティンガーも流石に驚く。
あんなに、いつも大人しく穏やかな彼が、
声を張り、伝説と呼ばれる男に向かって叱っているのだから。
ラッキーキャラクター
ハミィ
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作者名：ちろ・リンネ | 作成日時：2017年8月18日 15時
