検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:2,300 hit

エピローグ〈金〉 ページ17

「本当にあれで良かったのか?」

鶴と機械生命体の亡骸を前に私は云った。

「良かったんじゃないかな。ナーガが選んだ道なんだから。」

帽子を深く被り、スパーダは答えた。

「私たちに頼れば良いものを…。」

「村長、違うよ。ナーガは彼に恩返しがしたかった。

 僕達の力なんて要らずにね。」

それもそうか。…と私は心の中で納得した。

「天国にいって二人共幸せになったらいいね。

 最期に二人を寝かせてあげよう。」

「ああ。」

私は静かに頷いた。

金色に反射した光で彼の表情は見えなかったが

彼の嗚咽が微かに聞こえた。

あとがき→←『愛してるよ』



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 5.5/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちろ・リンネ | 作成日時:2017年7月9日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。