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エピローグ〈金〉 ページ17
「本当にあれで良かったのか?」
鶴と機械生命体の亡骸を前に私は云った。
「良かったんじゃないかな。ナーガが選んだ道なんだから。」
帽子を深く被り、スパーダは答えた。
「私たちに頼れば良いものを…。」
「村長、違うよ。ナーガは彼に恩返しがしたかった。
僕達の力なんて要らずにね。」
それもそうか。…と私は心の中で納得した。
「天国にいって二人共幸せになったらいいね。
最期に二人を寝かせてあげよう。」
「ああ。」
私は静かに頷いた。
金色に反射した光で彼の表情は見えなかったが
彼の嗚咽が微かに聞こえた。
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作者名:ちろ・リンネ | 作成日時:2017年7月9日 14時