特定人物依存症【キュウレンジャー】

『盗聴』 ページ6

「痛いって、スティンガー…」

最近スティンガーの噛むスキルが上がったのか分からないが、

深く、強く噛んでくる。

その度、傷が増える。

一方のツルギは苦戦していた。

褒めてはならない、故、彼らしくないのだ。

伝説級だ！も、これは伝説に残る！すら言えないのだ。

口癖を直そうとも、上手くはいかない。

迷惑鱗は手だけだはなく、頬や、足にも出来た。



「う〜ん…困ったねえ…」

ショウが一人で、部屋にいる。

「まっさか、ツルギくんとスティンガーくんが

　彼の事が好きだなんてねえ…。」

ショウのかつての仲間も特定人物依存症に掛かった。

それを一定の時間治すためには、その人が好きな人の液体が必要であった。

特定人物とは、想いを寄せている人物ということだ。

好きな人がいない場合は、治ることなく、病に侵されていく。

「言ったほうがいのか…」

ショウは一人悩んでいた。

それをこっそりラッキーは聞いていた。

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