Share＊House 2 with水溜りボンド

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ASide


みんなには本当に迷惑かけちゃったな


たった2日間の入院だけど料理とか洗濯とか大丈夫かな。



病院には撮影で忙しいふたりに代わってキイチくんが迎えに来てくれた。
キイチくんも学校とか忙しいだろうに申し訳ない。



そんなことを考えていると、すぐ家についた。
もう、ここに帰ってくるのが当たり前になってたな



『ただいま帰りましたー。』


2日ぶりの家に少し緊張しながらもドアを開けると、そこには満面の笑みを浮かべた寛太と知義がいる。



「「おかえりー」」


二人はそういいながらパーンとクラッカーを鳴らした。


ト「あ、ひっしー、寄って寄って」



撮影をしているみたい。
動画に映るのもすごく久しぶりな感じがする。


カ「今からAへの感謝パーティーだから！
楽しんでね。」



『え、なんで……？』



ト「そりゃ日頃の感謝だろ」




「感謝パーティー」するから、と言われなにがなんだかわからないまま知義に付いていくと、そこには
一緒に住んでいる後輩くんたちやたまに撮影に参加してくれる後輩君たちも全員いた。



そのあとは、ケーキを食べたり私がいない2日の間ですこし上達したというトミーの料理を食べたり。



カ「Aがいない2日間、すっごい大変でね、
Aがいないだけでもう生活回らなくて……
本当にいつもありがとう。
これからもよろしくね。」



『こちらこそよろしくね。
いつもありとがとう。』



言いたいことはいっぱいあるのに、頭には色んな言葉が駆けめぐってるのに、何かが詰まったように言葉が引っかかって出てこない。



ト「Aが2日間いないだけで、俺達もうなんもできなくて、でもそれを全部Aに任せちゃってて。申し訳なかった、けど謝るのは違うかなって思うから。
ほんといつもありがとう
これからもよろしくな。」



『こちらこそ、申し訳なかったのはこっちの方
これからもよろしくね。』



任せちゃってたんじゃなくて、任せてくれてたんだよね。私この水溜りハウスのみんなと一緒に過ごせるのがすごい楽しいよ。

この気持ちを、言葉にしたいけれど言いたいことがありすぎて言葉が出ない。


ふと、後輩くんたちの方をみると微笑んでいるまんずくんやひっしー、なぜかぐっとポーズをしているキイチくん。
それに、なぜかボロ泣きしているまんすーくん。


そんなみんなをみてすこしだけ、少しだけだけどね、なぜだか泣きそうになったのは後にも先にも言えない秘密。



こちらこそ、いつもありがとうね。

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