Share＊House 2 with水溜りボンド

story66 ページ25

Aside


手渡されたアイスをみてまたびっくり。

『ええ！しかもこれ私が一番好きなアイスだよ！』


ぶんちゃんって超能力者？
ただの偶然？

疲れたあとのアイスは世界一美味しいって勝手に思ってるからすんごく嬉しくて


「それはよかった
僕も買ってきたから食べよっと」


二人でパクパクアイスを食べていると、ドアの外からノックが聞こえた。

ひょっこりと顔を出したあずきちゃんがみえる


あ「そろそろ発表時間にする？」


ぶ「そうやね、そうしよ」


二人のそんな会話を合図に知義と寛太とも二人のところに集まる。

こんなに長期的に動いたのは久しぶりすぎてもう筋肉痛が来てる気がする。

まあでも、将来的に考えて体力はつけておかなきゃだもんね


カ「お疲れー」


『お疲れ〜』


ト「てか美味しそうなの食べてんじゃん。
一口ちょーだい」


はやくはやくってうきうきしながら口を開けて待つ知義
自分で食べる気なんてさらさらないらしい。


『はい、あ』


ト「ん。おいし」


パシャリと音がしたと思えば、ニヤニヤ顔で写真を撮ってるぶんちゃんとあずきちゃん。


『……撮った…？』


ぶ「ツイッター行き確定やんな、
視聴者さん喜ぶよこれは」


あ「私も喜んじゃうからね」


二人の息ぴったりな掛け合いを見ながら、これはもうだめだと諦めた。

それよりも、今は覚えたダンス忘れなようにしなきゃだしね。


「そろそろ撮ります〜」


ってぶんちゃんとあずきちゃんの声

デジャヴだなーなんて思いながら、二人のもとに駆け寄った。


君と夏フェス【ダンス対決】


「「パオー」」

「パオパオチャンネルのパ、@小豆と」

「パオパオチャンネルのオ、ぶんけいです」


「「よろしくお願いします」」


もう、いつにもなく緊張してる。
間違えたらどうしようとか
足引っ張るなぁとか

二人の生挨拶なのに緊張しすぎてろくに聞けない


「そして！」


ト「はいどーもー水溜りボンドのトミー」

カ「カンタと」

『Aと』


ト「……？？と？笑」


『あ！間違えた、Aです！』


緊張してたら間違えちゃった笑
だめだ緊張しすぎてる

ふーっと深呼吸をすると、「大丈夫？体調悪い？」って小声で気にかけてくれるカンタ

「大丈夫」って返すと、にこって笑ってくれた。
さっきので少し緊張が溶けたかも。


ト「おーいー、大丈夫かよ笑」


『ちょっと緊張して笑』


ぶ「緊張せんでええのに！」


あ「リラックス！」


そんな会話と少々の冗談を交えながら企画が進んでいった

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