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A side
カンタが退院してからあっという間に約２週間が経とうとしていた
クラスのみんなの反応がすごく心配だったけれど、そんな心配は無用でみんなは暖かくカンタを受け入れてくれた
カンタが事故に遭う前に感じていたカンタとトミーの関係の違和感もなくなり、むしろ前よりも仲良くなった気さえする
「カンタ、A、帰るぞ」
期末テスト週間なので今日はトミーもカンタも部活はなし。心なしかいつもよりも幾分ウキウキした顔をしている二人
まあ、いつも一緒に帰ってるけども。
「『はーい』」
こんな日常の風景が私に幸せを与えてくれる
帰る用意をして、トミーと昇降口で待っているけれどいつまで経ってもカンタが来ない。
流石にちょっと心配になってきた。
『ちょっと教室見てくるね』
そういって教室へ向かった教室は、あいにくタイミングが悪くて取り込み中だった。
そっとドアに身を隠すと、教室から聞こえてきた予想外の内容に動揺した
「ずっと前から好きだったの。付き合ってほしい、です……」
あからさまに困った顔をするカンタ
真面目で優しいカンタのことだから、どうすれば傷つけないかとか考えてるんだろうなぁ、
「ごめんなさい…。星野さんのことあんまり知らな…」
そんなカンタの答えに、少し安心した自分がいることに気付かないふりをして、見え隠れする気持ちにそっと蓋をした。
しかし、カンタがそういった途端、怒ったような顔になる女の子。
「Aさんのことが好きだから！？」
取り乱したようにカンタに問いただした。さっきの可愛くておしとやかな少女はもうそこにはいない。
突然自分の名前が出て驚く
「そんなんじゃ、ないよ…
ただの友達だよ」
そうだとわかっていても、本人の口から聞くと辛い。
やっぱり私には蓋、できないみたいだ。
「友達？友達でその距離感なの？
幼馴染だからってこの年になって男女がこんなに仲良くしないでしょ？」
「幼馴染って、？」
戸惑うカンタ
これ以上過去のことをいっちゃ…
「付き合ってたって噂もあったじゃん。
それはどうなの！？」
「……何それ？そんなんあったの？」
カンタが困ってる。私がどうにかしなきゃ。
このままじゃ、カンタが混乱しちゃう。
記憶が、おかしくなっちゃうから。
いてもたってもいられなくなって、衝動的に私は教室へ飛び込んだ
『星野さん！』
「Aさん…？」
「A、？」
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春風うた(プロフ) - みんちゃさん» 不定期な更新にも関わらず読んでいただきありがとうございます！できる限り更新できるよう頑張りますので完結までよろしくお願いします！ (2019年11月20日 1時) (
レス) id: 42376aeff5 (このIDを非表示/違反報告)
みんちゃ(プロフ) - リメイク大変だと思うけど頑張ってください！続き待ってます (2019年11月19日 18時) (レス) id: fd9887635d (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - 優球さん» ホントですか！？だいぶ違うタイプなので好みかはわからないですが…（汗）ほんとですか！！ありがとうございます…！まだもうすこーし続く予定です！ (2017年12月20日 23時) (レス) id: 42376aeff5 (このIDを非表示/違反報告)
優球(プロフ) - あとの数話めっちゃ感動です…(;Д;)(;Д;) (2017年12月20日 23時) (レス) id: a03a532c75 (このIDを非表示/違反報告)
優球(プロフ) - リンクまでご丁寧にありがとうございます！是非見ます！ (2017年12月20日 23時) (レス) id: a03a532c75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち。 | 作成日時：2017年9月30日 0時
