【鬼滅の刃】俺を忘れた君【冨岡義勇】

忘れないで5 ページ6

善逸side


「冨岡先生、ここのコツとかあるんですか？」



「ああ、炭治郎。

そうだな、指の先でボールを打ち付けるのではなく、手のひらで打つんだ。

わかったなら、50回壁に向かってやってみろ。」



「はい！！」


体育の時間。今日の体育は、バレーボール。


いや正直さ、あんまうまくできないわけ！

普通なら先生になんか聞いたりするんだろうけどさあ！冨岡先生スパルタすぎるんだよおおお！！



「炭治郎…。お前、なんで冨岡先生に聞きに行けるんだよお…。」



「…？分からないところがあったら先生に聞きに行く。普通じゃないか…？」



「いやそうだけどさーあ！？


あー、体育やだなー…。A先生の現代文授業したい！」



冨岡先生とA先生仲いいしさあ！？冨岡先生顔だけはいいから美男美女だしさ！？ずるいいい！！



「善逸、先生に順位なんかつけたらだめだ！みんないい先生じゃないか！」



「炭治郎のバカあああ！なんでわかんないんだよおおお！！」



もうさあ、炭治郎は優しすぎるんだって！音からしてもう優しいんだって！A先生もだけど！





「冨岡先生っ！遊びにきちゃいました！みんなの調子はどうですか？」



「A…。

基本飲み込みが早くて助かる。…だが、嘴平が全然俺の言うことを聞かない。」



「あはっ、嘴平くんは自由奔放ですからね！」



あああああ、愛しのA先生が…！いつも可愛いですA先生結婚しよう！？





…でもなあ、ほんと冨岡先生とA先生は仲良いよなあ…。



絶対両思いでしょあの2人。




「…でも、俺割と本気でA先生のこと好きなんだよなー…。」



教師と生徒ってわかってるよ。でも、あんなにいろんな音が混じってるのは初めて聞いたんだ。




優しさ、不安、楽しみ、喜び。



他にもあるけど、主となっているのはこの4つ、かな。




俺は、A先生が不安な訳を知りたい。そして、寄り添っていたい。




ほら、俺は本気で好きなんだ。





・









・









・







・







・







・







・







・







・







・







・







・







・







・







・







・









「今世こそは、絶対に俺のものにする。」

忘れないで6→←忘れないで4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す