【APH】愛を捨てないで【ヤンデレ】

アーニャ・ブラギンスカヤ　“独占” ページ44

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私の部屋には、冷たい人がいる

ずぅっと目を閉じていて、白雪姫のようにキスをして起きるわけでもない




ただただ、死んでいるだけ。







愛おしい彼女を殺したのは私。他の男でも、女でもない。
この私なの



しょうがなかったの。殺したのには、理由があるのよ









「貴方が悪いの。私以外の人を選んだから」






思い返すだけで腸が煮えくりかえる程の怒りを覚える





いけないと言い聞かせ、冷たい彼女をそっと抱きしめ、キスをする


どんな彼女も愛おしいけれど、死んでる彼女も素敵ね。
……死んでるほうが、美しく見える







「私も、可笑しくなっちゃたなぁ……」








死んでいる彼女を愛しているなんて。







＊





調べてみると、死体性愛(ネクロフィリア)というらしい。
世の中には、私みたいな人がいっぱいいることがわかった




なーんだ。一人ぼっちじゃないんだ








「よかったぁ。私みたいな人、いっぱいいるんだって」







なーんにも喋らない彼女に話しかけ、テレビに視線を移す









『次のニュースです。二週間ほど前、女子大生が何者かに失踪した事件についてですが――』








残念だなぁ、Aちゃんが世の中にこんなに知られちゃって。








「だいじょーぶ。Aちゃんなら、ここにいるよ！」








今日もまた、眠っている









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仏娘は少々お待ち下さい

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