【APH】愛を捨てないで【ヤンデレ】

アントーニョ・ヘルナンデス・カリエド　“暴力” ページ27

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私の彼氏は暴力的だ




彼の親友から話しを聞けば、昔はああじゃなかったと言っている。
……昔と今では、天と地の差があるとのこと。









「ア、アントーニョ。痛いよ」



「Aが悪いねん。俺を一人にしたから悪いんや」



「仕事だから……」









仕事だからしょうがない、と言い訳をしようとしたが、口が動かなかった。
……彼が、鋭い目で睨んでくるからだ




いつもこうだ。
私が口答えできないからって、そうやって睨めばいいと思ってる。









「なんで、親分じゃなくてロヴィを選ぶん？ なあ、聞いとる？」



「聞い、てる。だから、殴らないでッ」



「嫌や。そうやって俺から逃げるんやろ？」









彼の不安が収まるまで、私はこうおやって殴られる
サンドバッグのようだ



女とは思えない位の痣や傷の多さ。
顔をあまり殴らないというのがタチが悪い







「ロヴィより俺のほうが強いしかっこええ。へたれなんかじゃないし、あんな泣き虫じゃない。
料理だって出来るし、スポーツ万能。頭はちょびっと悪いけど……最高だと思わへん？」






彼に悪魔でも住んでいるのだろうか。
彼が悪魔にしか見えない





「なあ、答えてくれへんの」






私は口を縛る。
どんなに上手い言い訳をしても、倍になって返ってくる





もう、彼の家で同棲をするのはやめよう。
いつか私は彼に殺されてしまう






もう、貴方とはさようなら。








＊






彼が出かけているウチに荷物をまとめ、自分の家へ帰宅した。
今までの生活が非道かったため、とても安心した。





今日は家から出ないことにしよう。そう決心し、たまりに溜まった録画した番組を見始める
きっとこうしてれば彼を忘れられる――そう思って。






ニュースもバラエティも全て見終わった時のことだった。
お腹が空いたため、致し方なくカップラーメンを作ろうと手に取った時。







家に、インターフォンが鳴り響いた。
何故か頭のなかの危険信号が、赤に変化する



出てはならない、わかっているはずなのに。






画面を、見てしまった。









「なあ、俺から逃げられると思っとる？」









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この先は皆様の想像にお任せします。
スペインのヤンデレってなんかいいですね。好きです(唐突)

sigsig＠loveニノ( v^-゜)♪さん、リクエストありがとうございました！([∂]ω[∂])

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