【APH】愛を受け取って【ヤンデレ】

セーシェル　“独占” ページ38

＿百合表現あり。








あの子の隣は、私が独占している。




ずっと、ずっと。







邪魔者はいるけれど、なんとか排除して未来へ歩んでいる
真夏の太陽が私たちを照りつけ、彼女の肌を壊している






憎い太陽



だけど消えない存在のため、排除不可能
でも、そんな太陽を好きだと言う彼女はとても輝いて見える









「セーちゃん。私ね」









――好きな人が出来た気がするんだ。









目を見開いた






＊








Aちゃんが好きな人を見つけるべく、毎日観察をする
どうしても、知りたかったの。





そしたら、なんとなく察しちゃった気がする









嬉しそうに微笑んで、その微笑みは私じゃなく、違う人
……生徒会長だった






あの人は正直モテる
毎日告白されているし、それを華麗にかわす



頭がよければ、顔も整っていて、運動もばっちり







言葉で表すのなら、まさに完璧。









「なんで、私じゃないんだろう」








何が私に足りないの？









＊





考えても考えても自己嫌悪に襲われ、吐き気がする




もう、何だっていいんだ









「Aちゃん！ 一緒に帰ろう！」





私という鎖に縛り付けちゃえばいいんだね








「Aちゃんに勉強を教えてほしくって……」





「そっか。私でよければ何でも聞いてね」









この笑顔も、私のになるんだよね

素晴らしい。









家につけば、押し倒す









「セ、セーちゃん？」





「全部、全部私のものっすね……。もう、あんな人の側に行かせない」









狂った私は止まらない









＿

ローデリヒ・エーデルシュタイン　“育成”→←ベルギー　“消失”

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