エリザベータ・ヘーデルヴァーリ “孤立誘導” ページ32
_百合表現あり。
私はあの子が大好き。
毎日ずっといても飽きないわ。
あの子とお揃いにしたり、一緒に出かけたり
そんなのは、まだお友達のようでしょ?
でも、私は違うの。
私はあの子を心の底から愛しているの
ローデリヒさんも好きだけれど、恋愛とか、そんなのじゃないの
あの子が私だけを頼って生きてくれればいいのだけれど……
あ。そっか。
「脅してしまえばいいのね!」
あの子に近寄る輩は、私が追い払ってあげなきゃ♡
*
まず最初は、女子を脅さなきゃ。
私に逆らえる女なんて、誰一人としていない
それに……悪い噂を流しちゃえば、みんなその気にしちゃうでしょ?
男子は……手強いヤツがいるのよねぇ。
あの一人ぼっち野郎が、妙に勘が良いから
ま、いっか。
いざとなったら、病院送りにしちゃえばいいんだもの。
「ねえ、知ってる?」
にやけた口角を、抑えられなかった。
*
この頃、一人ぼっち。
前まで一緒に話していた友達でさえ、距離を置かれるようになった。
私が何かしてしまったのだろうか。
お気に入りのシャーペンを握りながら考える
すると、大親友と言える人物、エリザが話しかけてきた。
私が一人というのを察してこちらに話しかけてきたのか否か
どうしたの。と聞けば、何か悩んでるのね。と返してくる
私のことをわかってるんだなぁと思いながら、全てを話した
「そうなのね……。こんなにも良い子なのに。大丈夫よ! 私がいるじゃない!」
「そうだよね、エリザがいるんだもんね。なら、心配しなくてもいっか!」
「そうそう! あ、今度一緒に出かけない?」
彼女の優しさに、溺れていく。
*
私だけを信頼し、私だけを見てくれる。
なんて素敵なことなんでしょう。素晴らしいわ
けれど、アイツが邪魔をする
フライパンを持って、背後に回る
「Aちゃんと私の邪魔をするアンタ、本当にキライ」
「おい、なんだよ、おいッ」
銀色の髪が、紅に染まる。
もう、私とAちゃんの邪魔をする輩は消えたわ。
「さて。早く家に帰って、Aちゃんに電話しなくちゃ!」
赤い地面は見ないフリ
_
ヘタ女子が連続で来ます。
百合っぽくないですが、苦手な方は読まないことをオススメします。
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佳乃(プロフ) - ベルギーサアアアアン!! (2022年1月10日 2時) (レス) id: 0f3f2d8a6a (このIDを非表示/違反報告)
何でも - し、島国怖いィィィィィィィ!!!!! (2017年12月28日 3時) (レス) id: a7ec498160 (このIDを非表示/違反報告)
亜虞 - ヤンデレ、大好きです! (2017年7月26日 21時) (レス) id: 9daca0b6b1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきね - 続編楽しみにしてます! (2017年6月2日 20時) (レス) id: 24ee296c24 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - ワイちゃん、ありがとうございます!ワイちゃん可愛いです (2017年6月2日 6時) (レス) id: ccfee82074 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずあめ@おれんじ | 作成日時:2017年4月16日 20時