検索窓
今日:35 hit、昨日:38 hit、合計:150,624 hit

フェリクス・ウカシェヴィチ “フェチ” ページ25

_ぐろ注意。







俺は、あの子が好きだ。


だけど……好きなのは、あの子の瞳。






あの瞳に映る男が憎たらしくて、殺してやりたいくらい。
独占できないかと考えた結果、抉り取ればいいということにたどり着いた








もっと、早くに気づけばよかった。
まずは、呼び出しからしなくちゃいけないんよ





あの瞳に映ってるのが俺って考えると、照れてしまうんよー。
……でももうすぐ、俺の物になる。








「あは、ははは!」








握りしめたナイフは、俺の血で赤くなっていた















世の中には、物好きな男性がいる。



私を好きだと言う男は、学校でも上位に入るイケメン
クラスも一緒になり、席も隣になることが多い




そんな相手が、私を好きだと言ったのだ







でも私には、片思いしている相手がいる。
普段はチャラいくせして、真面目になるときは真面目になる



見た目に反して勉強もできるし、運動神経抜群
見事に打ち抜かれてしまったわけだ。







フェリクスには悪いが、告白を断ろう。
私より、もっと良い相手がいるはずだ









放課後になり、呼び出された教室へ行く




ドアを開ければ、フェリクスは空を眺めていた








「ごめんね、待たせちゃって」





「べ、別にいいんよ」








もじもじとしながら、私の目を見つめる








「俺、Aの“瞳”が好きなんよ」





「瞳……?」









随分前に言われた告白は、私に対してではなく、眼球のことを指していたなんて。



思いも寄らぬ展開に、私は口を開く









「よくわかんないけど、ごめん。私の瞳には、違う人が映ってるの」





「……じゃあ、とればいいんだけだしー」









鋭いナイフを私に切りつけ、ぐりぐりと目をえぐってきた。

人生では体験したことのない痛みが襲う






ぐちぐちと、嫌な音が聞こえる。
目からは血が流れ、片目が見えなくなっている









「もう一つも……!!」





「やめ、やめて! いたい、痛い!!」









気づいたら、目が見えなくなり、体が動かなくなっていた

















「やっと手に入れた……。やっぱり、綺麗だしー……」








太陽に照らせば、瞳の奥が見える








「これで、俺らはずっと一緒だしー」









愛しているのは、眼球だけ。









_

ぐろすみません。

トーリス・ロリナイティス “妄想”→←リヒテンシュタイン “従属”



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (121 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
183人がお気に入り
設定タグ:ヘタリア , ヤンデレ , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

佳乃(プロフ) - ベルギーサアアアアン!! (2022年1月10日 2時) (レス) id: 0f3f2d8a6a (このIDを非表示/違反報告)
何でも - し、島国怖いィィィィィィィ!!!!! (2017年12月28日 3時) (レス) id: a7ec498160 (このIDを非表示/違反報告)
亜虞 - ヤンデレ、大好きです! (2017年7月26日 21時) (レス) id: 9daca0b6b1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきね - 続編楽しみにしてます! (2017年6月2日 20時) (レス) id: 24ee296c24 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - ワイちゃん、ありがとうございます!ワイちゃん可愛いです (2017年6月2日 6時) (レス) id: ccfee82074 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みずあめ@おれんじ | 作成日時:2017年4月16日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。