【APH】愛を受け取って【ヤンデレ】

任勇洙　“情緒不安定” ページ19

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彼は情緒不安定。






初めは喜怒哀楽が激しい人かと思っていた。
しかし、流石に可笑しいと感じ、ネットで調べてみた




すると、彼の状態とぴったりなものがでてきたのだ









情緒不安定。そう書かれている






彼もそれを受けとめたようだが、やはり悲しいようで。




彼は、悲しみに悶えながら叫んだ。
私はただただ背中を撫でることしかできなかった







かける言葉なんて、何も浮かんでこなかった








＊






彼女に支えられ、もう一年は過ぎた。




俺は毎日泣かないように、怒らないように、過ごしてきた。
だけど家では安心してしまうあまり、感情が露わになってしまう




八つ当たりをし、何度も傷つけてしまう







そのたびに謝り、また泣いての繰り返し。









「迷惑、だよな。ごめん、ごめん……謝るから、謝るから嫌わないでほしいんだぜ……」





「大丈夫だよ！ ほら、私がついてるし！」





「マンセー！ やっぱりAは最高の彼女なんだぜ！」









困り顔なんて、知らない








＊






彼と付き合って、一年と数ヶ月。


今日のヨンスは可笑しかった。






いつもなら泣いて玄関の扉を開けるか、喜んで帰ってくるかのどっちかなのに。

今日は何故か、とても怒っていた





理由を聞いても、無言で恐怖を覚える







そして、やっと口を開いたと思ったら、ぶつぶつとつぶやき始めた









「どうしよう。俺は嫌われた……？ そしたらどうしよう、俺は生きていけない……。
　どうしようどうしよう……。Aに嫌われたら俺……どうにかなっちまうぜ……」





「どうしたの？ 嫌ったりなんて、しないよ」





「この前の困り顔……意味がわかって嫌になったんだぜ」









急に立ち上がると、私の顔を殴り初めた。
抵抗なんて出来ないから、ただただ受けているだけ






落ち着き始めたら、そっと抱きしめて囁く









「私は、どんなヨンスも好きだよ」






「……고마워요」









こんな彼を愛してしまった私は、可笑しいのだろうか？









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本田菊　“過保護”→←香港　“猟奇”

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