【APH】愛を受け取って【ヤンデレ】 (ページ12)

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フェリシアーノ・ヴァルガス　“自傷” ページ12

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私の友人は、自ら自分を傷つけている。

何度も止めたのだが、彼は大丈夫の一言。
心配ばかりしていると、彼は言葉を漏らす

「俺をもっと見て」と。

その言葉に狂気を感じ、彼から距離をとる
引いてしまった。多分、この行動は危険だ。

彼を怒らせてしまう。そう思い、また近づいた

敢えて見える所を傷つけるなんて、厭らしい人だ。

私はずっと、彼の近くにいた

＊

ずっと、ずっと俺を見てくれている。

なんて嬉しいんだろうか

友達という関係を崩したいのに、彼女はそれを許さない。
いや、ただ気づいてないだけ

俺がこんなにもアピールをしているのに、それに気づかない。
……鈍感なんだなぁ

もっと、もっとアピールしなきゃ。
じゃないと、誰かにとられちゃう

愛してもらわなきゃいけないんだ

＊

彼の自傷が日に日に酷くなっている

だけど、ドジちゃったんだと言う。

不思議だ。そんなドジ、誰も踏まないはずだ
心配になり、家に行って良いかと訪ねた。

すると彼は、可愛らしい笑顔で良いよと答えた。
行かなきゃよかった。そう思ったのは、数時間後

＊

ついに、彼女が言えにくる。

やっと、告白できる

家に上がってもらい、部屋へ招待する
俺の部屋は、普通の人とは違う

だって、刃物がたくさんあるんだもの。
Aちゃんは、悲鳴を漏らした。

そんな目で見ないでよ。俺、悲しいよ

愛をわかってほしい。なら、傷をつけなきゃ

「な、なにしてッ」

「何って……Aちゃんの愛を表すためなんだよ」

飛び散る血は、彼女の頬にべたりと張り付く。
綺麗だなぁ。

「こんなにも君を愛してるんだ。ね、いいでしょ？」

もう君は、断れない

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