アーサー・カークランド “収集” ページ1
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最近、アパートに引っ越した。
大学に通うためには、流石に実家からでは通えない。
アパートの住人さんもいい人ばかりで、隣の203に住んでる方がとにかく凄い。
スコーンを作るが、料理が下手らしく真っ黒。
が、刺繍もそうだが、仕事でも成功者である
そんな彼が私のお隣さん。
顔も整っており、翡翠の瞳に目を奪われる。
流石外人。と納得できるくらいだった
大学に通う前に、毎回ゴミを出しているのだが、アーサーさんは私のゴミを持ってくれる。
紳士だからな、と言うのだ
最近では、彼に任せてしまうことが多くなった。
理由は、午後にいれるバイトが増えたため、朝から忙しいのだ
その状況を察したかのように彼は、俺に任せろ。と
ああ、なんて優しい方なんだろう。と胸を打たれ、任せきりになってしまった。
*
Aは俺を信用している。
毎朝逢い、忙しい中で優しい言葉をかけられたら、誰でも信用するだろう
いってらっしゃい、と送りだし、ゴミを家へ持ち帰る。
ああ、伸びた髪ゴムがあるじゃないか。
Aの使っているシャンプーの香りがする。
最近では、ゴミだけでは物足りずに、彼女の家へ押しかけるようになった
彼女自身も受け入れてくれて、すんなりいれてくれる
彼女が油断をしているうちに、使用物を奪う。
ああ、Aが使っていると考えると興奮する
それが何ヶ月に一回というのにしている。
違う茶葉を買い、お茶会と称して家へ入る
完璧な作戦だ
しかし、彼女は最近不思議に思っていることがあるらしい。
相談に乗ると、彼女の使用物がなくなっているらしい
あはは、俺が持ってたらどうする?
「何なんでしょうね」
「さあ」
きっと、今の関係が崩れるんだろうな。
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佳乃(プロフ) - ベルギーサアアアアン!! (2022年1月10日 2時) (レス) id: 0f3f2d8a6a (このIDを非表示/違反報告)
何でも - し、島国怖いィィィィィィィ!!!!! (2017年12月28日 3時) (レス) id: a7ec498160 (このIDを非表示/違反報告)
亜虞 - ヤンデレ、大好きです! (2017年7月26日 21時) (レス) id: 9daca0b6b1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきね - 続編楽しみにしてます! (2017年6月2日 20時) (レス) id: 24ee296c24 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - ワイちゃん、ありがとうございます!ワイちゃん可愛いです (2017年6月2日 6時) (レス) id: ccfee82074 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずあめ@おれんじ | 作成日時:2017年4月16日 20時