【APH】ヤンデレカントリーズ

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会議が終わると、すぐに帰る人物もいれば、違う人物もいる。
そして目の前に、黒髪が特徴的な国が目の前に。






……これがイギリスの言っていた日本か








彼は私を観察しているように見える
だって、目の前で私の行動を見るのだもの




正直言って気になる

しかし、話しかけると二人……いや、三人が怒り出す







フランスはどこかへ消えてしまったが、遠くにカナダがいる
私と話したいようだ







申し訳ないが、カナダの方まで小走り









「カナダ。久しぶり」





「久しぶり。アメリカに何かされてなかった？ 大丈夫？」









力強く手首を掴む
血とまりそうやめて








カナダは影が薄い。
身内でも結構気づかない、可哀想な国




けれども私は、気づいてしまう








たぶん、昔はカナダに頼りっきりだったからだと思う




兄やイギリスは、基本的に家にいなかった。
……でも、カナダはずっと側にいてくれた







君が寂しいだろうって、言ってくれたのがきっかけ。
それからずっと一緒。兄よりいたかもしれない









「カナダ、どうしたの」





「今日ね、アメリカとイギリスに仕事が入っちゃったんだって」





「……そうなんだ」









家で過ごすのは、一人なのだろうか。
いや、そんなわけない




きっと、彼に頼んだんだ
だから、掴んだ手首を離さないんだ









「ねえ、今日はずっと僕の側にいてくれるよね？」









二重人格者、見えない鎖で私を縛る









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(君は僕のなの。物じゃない)




(僕は昔から側にいてあげた)




(……アメリカより、僕のほうがずっとわかってるんだ)

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