【APH】ヤンデレカントリーズ

thirty-four ページ35

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兄の強烈な愛を受け取り、愛でられたあと。
そんな厭らしいことはしてないから安心してね





私は、少し太ったアルを撫でる。









「アル−。私のこと好きー？」





「まーお」





「あー、癒やされる……」







多少太っているが、この猫はよく食べる。
普通の量をあげているのに、エサの消費が半端ない




兄があげているのかと聞くと、あげてないと答える
まさか、と思いながらもアルに問う








「ねえ、アル。君はエサを勝手に食べているのかい？」




「……まーお」




「……あ、逃げられた」









どうやら勝手に食べていたそうです。








＊







「A〜！ って、あれ」





「兄さん」





「アルが何かしたのかい？」









アルをじっと見つめて、目を離さない。
羨ましいんだぞ……






「アルがね、エサを勝手に食べてたみたいなの」





「どうりでエサの減り具合が……」





「だからぷにぷにしてんだよねー」









まさか猫に嫉妬するなんて、思ってもみなかった。
俺が猫だったら、ああやって愛でられてもらえるのかな






俺は独占欲が強い。理解はきちんとしている







だけど、無防備なAを見ると襲いたくなる。









「まーお！」





「わ、ちょ……舐めないでよ」









とかいいつつ、嬉しそうにしている。

舐めている場所は唇。









「こら、アル。ご主人様の俺にもするべきじゃないかい？」









猫相手なのに、俺は本気だ









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