【APH】ヤンデレカントリーズ

twenty-nine ページ30

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早いエレベーターで頂上に行き、とことん日本を満喫する
といっても、まだアサクサしか回っていないのだが。







「どうでしたか？ 今日は楽しかったでしょうか」





「うん。兄さんが言っている意味もやっとわかったよ」









兄さん曰く、日本の観光地はバーンってしてて、ふわ〜ってしている。
なんとなく、意味はわかった。擬音が多いのは、気のせいだ気のせい







今は日本の家へ向かっている。
イギリスは、妖怪がいるとのこと。私、妖精さんは見えないんだよなぁ



でも、可愛い女の子がいるというのは聞いている。
小さくて、ずっと日本を見ている、と。







……イギリスにしか見えない、はずだ。









「如何なさいましたか、Aさん」





「あ、いや、何でも無い……」









私の隣に、その女の子らしき人がいる！
日本は見えてないっぽいし、私が疲れてるからかな



にこにこしてるし、イギリスに聞こうかな……。









「あ。我が家が見えてきましたね。すぐに夕食を用意しますので、待っててくださいね」









私も手伝う、と言ったのだが、お客様に悪いです。と断られた
……何でも出来る日本はすごいなぁ。





私も、何でもできるようになりたいなぁ









＊







家へ着くと、リビングに連れて行かれる。
動くな、という威圧をかけて、キッチンへ







テレビを見て、何を思ったのか家へ探索し始める








そして、見つける。









「Dog!! ねえ、こっちおいで？」








手招きをすると、嬉しそうに尻尾を振りながら向かってくる。
可愛い！ と思っていると、ついてきたのはあの女の子




喋れるのかな、という好奇心で話しかける









そして、彼女はこちらを向いて口を開いた









「貴方、私が見えているのね！ 一緒にお話しましょう！」









新しい友達ができたようで。









＿



(おや。いませんね)



(って、いましたね。……誰と、喋っているのですかね……？)



(なんだか、懐かしい……)

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