【APH】ヤンデレカントリーズ

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会議の場所は、イギリスだった。

兄は、あまり嬉しくないようだ




……まあ、イギリスを好きとは言っていないからな。









「兄さん、どうしてそんなに顔が嫌そうなんだい？」





「イギリスだぞ？ 君が取られてしまうじゃないか」




「私はそんなに柔そうに見えるかい？」





「ああ。昔は、イギリスに泣きついていたじゃないか」









……だって、変な人にジェシーを取られちゃったんだぞ
イギリスはわかってくれたんだ。そうか、可哀想に、って





そしたら、取り返してきてくれたんだ。
私は、そんなイギリスを尊敬している








兄と同じように、愛は重いが。









「……着いてしまった」





「兄さん、力強い」









これから、わからぬ視線と戦うことになる








＊







会議の前に、イギリスと再会することになった。
兄は、ハンバーガーとシェイクがないと言って、消えてしまったのだ






まだ信頼できる、という理由で私を預けたらしい。









「イギリス、久しぶり」





「ああ。また可愛くなったな……。やっぱり、閉じ込めておきたいな」









とまあ、物騒な話しを目の前でする

私はそれを軽くスルーし、ジェシーで顔を隠す









「ねえ、私のことどう思ってる？」









本心を聞いてみたい。
そう思って、顔を隠した







実は、褒められるとすぐ顔を赤くしてしまうんだ
だから、顔を隠す









「大好きだ。昔から、ずっと。お前がいないと俺は……いつも不安になる。お前の愛らしい顔を毎日見られないのが辛いし、癒やしがない。それに、俺はお前を心から愛してるんだ。なあ、逆に聞くが、俺のことを愛してるか？ もちろん、男として」









長文をつらつらと言われ、困惑するが、あまり間を置いてはいけない。
なぜならば、相手を不安にさせるからだ





他に男がいるのか、と誤解され、殺されるのは勘弁してほしい









「うん。愛してる」






「本当か？ ジェシーと俺、どっちが好きか？」





「イギリス。私はイギリスのことを尊敬してるよ」









そうかそうか、と満足すると手招きした。

こうやって、心の隙間を埋める






……救いようのない、私の育て親。









そんな育て親を、怖いと思っている自分がいる









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