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職員室から姿を消したAは、すぐに教室へと戻ってきた。
自分の席に座ると、すぐに風丸が寄ってくる。
「で、どうだったんだ？」
「話し合えって。三者面談の予定も」
「俺が行ってもいいが」
「はは。何いってんの。あ、次なんだっけ？」
「数学」
「あ〜…あの人の授業眠いんだよなあ」
ロッカーから数学を取ってきては、風丸とすぐに会話。
ここだけ見れば普通の女子高生だ。
豪炎寺はそれを見て微笑み、会話に参加すると円堂が混り、彼女の机の周りは雷門イレブンのメンバーしかいなかった。
クラスメイトはその光景を見ながらざわざわうるさくなったところでチャイムが鳴る。
担当の教師がクラスに入り、授業が開始された。
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黒板に書かれる数式から目を逸らすAは、ぶわりと吹く風にあっていた。
目の前には風丸がいて、必死にノートを写している様子がよくわかる。
離れた席にいる円堂は爆睡していて、豪炎寺は真面目にシャーペンを動かしている。
この授業風景が見れるのも残り少なくなってきた。
そんなことを思ったAは、大人になりたくないなと馬鹿げたことを考えてしまう。
すると、ぶわりと生暖かい風がAを包む。
「……今日、なんか暑いね」
こそっと風丸に言うと、教師が黒板を書いている間に振り向き、今日は夏並みに暑いらしいと眉毛をへの字にして答える。
「夏、来ちゃうねえ」
前まで咲いていた桜は既に散っていて、今では緑色の葉が生い茂っていた。
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maya(プロフ) - 押し付けがましくない愛されが何ともキュンキュンします！更新待ってますので、応援してます (2021年7月3日 8時) (
レス) id: 8486f071d9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 続きが読みたい!!(クソデカボイス) (2021年1月14日 18時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずあめ＠おれんじ
| 作成日時：2020年9月27日 19時
