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選んでほしい/3ju-si ページ34

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何をするにも一緒だった。
登校するにも、昼飯のときも、殆どが一緒。

いつもの三人にAで、はしゃいでいた。


僕らは、Aの一番になりたくて何度もアプローチを仕掛けた。
馬鹿なAは気づかなかったけど。



社会人になってからは会う時間が限られてしまい、会いたくても会えないことがあった。
だけど連休で会うこと可能になったが、いつものメンバーだ。

かわぞえさんも、まろもいるわけで……



「かわぞえさんが一番になりたい」

「俺だってそうだからな……それにかわぞえは愛ゴリがいるじゃん」

「愛ゴリは別枠」

「ちょ、僕も忘れないでくださいよ」



Aより早く待ち合わせ場所についていた自分たちは、誰がAに相応しいか揉めていた。

この関係はずっと続いていて、いつ終止符が打たれるかなんてわからない。



「ごめっ、遅れた……!」

「……っ、」



息を飲んだ。
昔より大人びていて、視線を逸らしてしまった。
それは他の二人も同じのようで。


Aは席に座り、注文をする。
くるまでに間は、再開を喜んでずっと喋っていた。



お酒が入ってからは、みんな愚痴やら色々な話をしていた……が、かなり酔ってしまったかわぞえさんが爆弾発言をした。



「A〜〜、かわぞえさんと一緒に暮らそ? なあ?」

「こんな情緒不安定なやつより、俺にしよ?」

「こんな酔ったおっさんたちより、僕のほうがいいって」



Aは困惑して、僕らを見ている。
ずっとみてほしいなんて。




「だれが一番すき?」

「いや、落ち着こ?」

「答えろよ〜〜」

「飲み過ぎだって、」

「いいから」


Aの本心がずっと聞きたかったんだ。
嘘でもいいから自分を選んでほしかったけど、



「……みんなすきだよ?」



困惑しながらも呟いた。
きっとこれは彼女の本心だ。

僕らが望んでいる関係は、一生なれないかもしれない。
でも、Aから好きという言葉を聞けただけで満足してしまった僕らはため息をつきながら、Aを馬鹿にした。


「そういうことじゃないんだけどよぉ……まあいいけどさぁ」

「変わらないなぁ、Aは」

「ほんとですよ、逆に安心したわ」




もう少しこの関係に浸りたいと思った今日この頃。


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神様が味方/nnc→←泣いてる貴女は見たくない/trnn



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みずあめ@おれんじ(プロフ) - 稲葉さん» いえいえ!全然大丈夫ですよ!自分の誤変換が悪いので(笑) ご指摘、ありがとうございます。これからも更新頑張ります! (2018年4月2日 0時) (レス) id: d953d2290d (このIDを非表示/違反報告)
稲葉(プロフ) - 想う気持ちは同じの「懐かしいねえ〜」というセリフで“再開”になってます。“再会”かと思ったのでコメント失礼しました。こんな形で初めてコメントしてしまいすみません!前からひっそりと楽しく読ませていただいてました!これからも頑張ってください。 (2018年3月27日 23時) (レス) id: 1da9c8f631 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みずあめ@おれんじ | 作成日時:2018年1月8日 23時

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