1-9，超連携 ページ9
ﾋﾟﾋﾟｰ!
2-2
『はぁ…全然点が決まらへん…』
氷「さすがDFって感じやけど…なんか抜けそうやねんなぁ…」
烏「そろそろ連携とって行ったほうがいいんちゃう？」
『今も結構とっとるで…俺ら』
氷「それ超えなあかんね」
烏「…ま、流れ的には俺らが優勢。後一転もぎ取って優勝すんで」
『うぃ！』
氷「ん」
ーーーーー
restart‼︎
ﾄﾞｯ
『(まずボールを奪わなな…！烏の位置どり…あー…相手のパスコースを切ってるんか…
ならパスは…)』
ﾄﾞｯ
ﾊﾟｧﾝ!
『(こっちにくるはず！)はい、正解！
カウンター！
(氷織先輩のポジショニング、神かよん)』
ﾄﾞｯ
氷「(なんかいつもよりボールが見える気がする…
烏がついとる子は弱点つかれて動けへんはずや…
Aくんの方は結構ガッツリついてんのか…んー…
まだ溜めた方がええかな)」
ﾋﾟﾀｯ
『(氷織先輩…ちょっとずつ進んでる…
烏の位置的に次のパスはそこ。
俺は烏から貰いやすいところに…走る！)』
ﾄﾞｯ
烏「ほっそいとこ通すなぁほんま。(今のなんかパスコースほぼなかったやろ…
お、Aええ位置どりやんけ、
決めろや超新星！)」
ﾄﾞｯ
『(キタキタ…DFもついてきとるし…
氷織先輩ロングシュートとか行けんのかな…烏はあっこから抜いてシュートできるはず…
あ、DF集まってきた…そーやんな…俺の位置的にシュート打たれるし…今止めな…
負けるしな)だからこそや』
氷「(シュート打つ…いや、
今打ったら捕まるから…)」
ｽﾞｻﾞｯ!
『(1人滑り込んで…
ええねぇ、全員俺についとる…
今こそシュートのチャンス、)』
ﾄﾞｺﾞｯ
烏「(シュートフェイントね…そんであんなとこからパス…)
お前も細いとこ通すわ！
(フリー！)」
ﾄﾞｺﾞｯ
3-2‼︎
ﾋﾟﾋﾟｰ!
『うえーい！』
氷「よっしゃ」
烏「気持ちいーわ！
そんじゃ、
「「「おつかれ」」」
3人は並んで拳を当てた。
3人だからこそできた、超連携。
三人はもう、止まらない。
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作者名：水飴 | 作成日時：2023年8月7日 19時
