1-3,口はアレでも ページ3
「次!給水して2対2ゴール前!!」
「やっぱ流石ユースだよな。雑誌に載ってるようなやつがゴロゴロいる…。」
「キッツ…。」
『(今日の夜ご飯は何かな…。)』
「ペアは…まず如月!」
『はぁい。』
「返事は!…まぁいい、次…」
『(とにかくゴール狙うだけ?…なんや、
簡単やん。)』
ピッ!
ビュン
「は!?」
パスッ
『はいっ終わり。』
「…うっそ、速…。」
「あいつ、今何した?」
「やっぱ格が違ぇな。
フィールドバグ。」
「よし、次のペア!!
…(口はアレでも、実力は本物。
流石、フィールドバグと呼ばれるだけある。)」
『…。』
「(やっぱり如月Aはこのチームにマスト。)」
『(このユース落ちたら部活入ろ…。)』
ーーーーー
夜、選手寮内。
『(…カレー!!チーズ!!!)』
烏「あ、マセガキ。」
『マセてないわ!!!』
氷「昼ぶりやね。如月くん。」
『お久しぶりデス氷織センパイ。』
氷「カタコト変わってへんね。」
『敬語とか使うん14年ぶりで。』
烏「生まれた時から使ったことないんかい。」
『…ここって、関西で1番強いんデスヨネ?』
烏「一応な。」
氷「敬語せんでもええよ。」
『まじデスカ!?』
烏「えー、嫌や。」
『氷織センパイ好きデス!』
烏「…。
ユースに合格したら。」
『?』
烏「合格したら敬語なしでええよ。Aくーん?」
『…やってやらぁ!!!!』
ビュン
氷「どこ行くんやろか…。」
烏「ふっw俺に聞くな。」
氷「何笑っとんの。…ていうか、
明日って…。」
烏「おう。」
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作者名:水飴 | 作成日時:2023年8月7日 19時